日本を代表するアニメーション製作会社の一つであるスタジオジブリ。1985年の設立以来、40年近くにわたって数々の名作を生み出しています。

そんなスタジオジブリ作品に欠かせないのが主題歌の存在。各作品の公開時には、作品世界を彩る主題歌もまた大きな話題となります。みなさんもきっと、お気に入りのジブリ作品の主題歌があるのではないでしょうか。

そこで今回は、20~40代のマイナビニュース男女会員を対象に、各年代別にアンケートを実施。「スタジオジブリ作品の主題歌で一番好きな曲」を聞いています。本記事ではその中から、30代に聞いた調査結果をご紹介しましょう。

Q.これまでにスタジオジブリの映画をご覧になったことはありますか?

「ある」(90.0%)
「ない」(10.0%)

Q.スタジオジブリ作品の主題歌で一番好きな曲を選んでください

1位「となりのトトロ/井上あずみ(となりのトトロ)」

・「『トトロ』が大好きだから」(30歳女性/広島県)
・「ジブリの代表作であり、誰でも歌える代表曲ですよね!」(31歳女性/東京都)
・「子どもが大好きで、歌いやすい歌詞とリズムだから」(39歳男性/高知県)
・「小さい時に見て、今でも見ているから。ネコバス最高」(36歳男性/石川県)
・「覚えてて、いつでも口ずさめる」(39歳男性/東京都)
・「聞くと元気が出る。小さいころから大好きな作品」(39歳女性/神奈川県)
・「とてもとても自分の産まれた時代を観れた気にさせてくれます」(39歳男性/千葉県)
・「大人になってみても子ども心が芽生えてきてワクワクする」(39歳女性/宮崎県)

2位「君をのせて/井上あずみ(天空の城ラピュタ)」

・「子どもながらに、なんだか切なさと哀愁をおぼえる曲だなと印象深かったので。エレクトーンの発表会で弾いた曲」(39歳女性/東京都)
・「小さいころから、金曜ロードショーで何回も見ている」(39歳男性/千葉県)
・「ジブリ作品では『ラピュタ』が一番好きです また最後にかかる曲なのでエンディングにとてもあっています」(33歳男性/東京都)
・「どのテーマ曲もそうですが、映像と音楽が本当にマッチしていて、大人になった今でも色褪せない」(38歳男性/神奈川県)
・「小学校の教科書に掲載されていて音楽の時間に歌った記憶があるから」(34歳男性/神奈川県)
・「聴いていてワクワクするし、少しもの悲しい雰囲気がいい」(38歳男性/神奈川県)

3位「やさしさに包まれたなら/荒井由実(魔女の宅急便)」

・「どことなく郷愁を誘われるメロディだと思うから」(31歳男性/埼玉県)
・「大人が聞いても泣ける歌詞とメロディー」(39歳男性/大阪府)
・「メロディと歌詞が好きなので、作品に使われていなくても聞きたい曲」(34歳女性/埼玉県)
・「魔女の宅急便とユーミンがとてもマッチしていると思い、選定いたしました」(32歳男性/千葉県)
・「劇中のストーリーとリンクする形で、非常に聞きなじみの良い曲だと思います」(36歳男性/東京都)
・「鮮やかで美しい歌声で人々を魅了するユーミンの代表的な曲である。むかしも今も変わらない名曲だと思います。作品ともよくマッチしており世界観を出すのにとてもよかった。荒井由実から松任谷由実と、個人的には推しの歌手です。その中でも特に好んで聞く歌で、思い出も多い」(36歳男性/佐賀県)

4位「風の谷のナウシカ/安田成美(風の谷のナウシカ)」

・「子どもの頃よく聞いていた記憶がある」(33歳男性/北海道)
・「世界観にピッタリでメロディーが好き」(35歳男性/新潟県)
・「映画もすごく印象に残っているが、曲も独特で印象深かったから」(38歳女性/静岡県)
・「物語に合う声と歌詞がとても好きで、子どもの頃からずーっと聞いているので」(38歳女性/埼玉県)

5位「もののけ姫/米良美一(もののけ姫)」

・「声が独特で、惹かれるものがある」(37歳男性/千葉県)
・「神秘的で、曲を聴くと映画を思い出せる」(30歳男性/神奈川県)
・「深い歌声と壮大なもののけ姫の内容がマッチしていて、いいと思う」(34歳男性/東京都)
・「子どものころに映画館で見た映画で、主題歌も含めて思い出に残っている」(34歳男性/埼玉県)

6位「カントリー・ロード/本名陽子(耳をすませば)」

・「メロディが好き、物語が好き」(33歳女性/神奈川県)
・「青春時代の甘酸っぱい映画」(38歳男性/福島県)
・「『耳をすませば』がジブリ作品の中で一番好きだから。自ずとカントリーロードになる」(37歳男性/兵庫県)

7位「いつも何度でも/木村弓(千と千尋の神隠し)」

・「映画自体が好きなのもあるが、メロディや歌詞がストーリーと合っていて引き込まれるので」(33歳女性/愛知県)
・「僕が高校生くらいだったころに、『千と千尋の神隠し』の主題歌として流れていた曲なので、いまでも『いつも何度でも』を聴くと当時のことを思い出します」(37歳男性/東京都)
・「あの優しい歌声が好きです。トンネルの向こうの不思議な世界から現実に帰って来たと言う安心感と、もうあの世界へ戻ることはできないという焦燥感、両方の感情に浸れます」(34歳男性/大阪府)

8位「風になる/つじあやの(猫の恩返し)」

・「テンポがよく、楽しい気持ちになれるから」(30歳男性/宮城県)
・「青春という感じの曲調、歌声のトーンだから」(31歳男性/大阪府)

9位「愛は花、君はその種子/都はるみ(おもひでぽろぽろ)」

・「ノスタルジックな曲調とロマンティックな歌詞がジブリの世界観と合っているし、心に残る」(36歳女性/東京都)

10位「崖の上のポニョ/藤岡藤巻と大橋のぞみ(崖の上のポニョ)」

・「この曲を聴くとポジティブで前向きな気持ちになれる」(30歳男性/愛知県)

11位「ひこうき雲/荒井由実(風立ちぬ)」

・「曲自体は書き下ろしではないが、映画の雰囲気には合っているので好き」(35歳男性/山口県)

12位「さくらんぼの実る頃/加藤登紀子(紅の豚)」

・「映画と非常にマッチしている。子どもも楽しめるわくわくもありつつ、大人も楽しめる裏設定があったりと面白い。エンディングで流れるときにマルコのこれまでを垣間見れて、それが懐かしくも感じられて合っている」(33歳男性/沖縄県)

■総評

調査の結果、30代のマイナビニュース会員のうち、これまでにスタジオジブリの映画を観たことがある人は90.0%と、大多数が視聴経験があることがわかりました。

ちなみに同時に行った20代および40代へのアンケートでは、20代が51.7%が視聴経験あり、40代は30代と同様90.0%が視聴経験ありと、世代間での格差が明らかとなっています。

一番好きな曲なスタジオジブリ作品の主題歌では、「となりのトトロ/井上あずみ(となりのトトロ)」が20.0%を集め1位に。以下、2位「君をのせて/井上あずみ(天空の城ラピュタ)」(18.5%)、3位「やさしさに包まれたなら/荒井由実(魔女の宅急便)」(18.1%)、4位「風の谷のナウシカ/安田成美(風の谷のナウシカ)」(9.3%)、5位「もののけ姫/米良美一(もののけ姫)」(6.3%)と続きます。

1位「となりのトトロ/井上あずみ(となりのトトロ)」、30代でも1位になっており、その人気ぶりがわかります(40代では3位)。

それぞれの曲を選んだ理由では、多くで「その作品が好きだから」という意見が共通しています。そのほか、「メロディが良い」「歌詞が印象的」「内容とマッチしている」などさまざまなコメントが寄せられました。

また、とくに1位「となりのトトロ/井上あずみ(となりのトトロ)」では、"かわいい""楽しい""元気になれる""一緒に口ずさめる"などのワードが目立ちます。『となりのトトロ』の作風と相まって思わず歌いたくなるような、明るく元気な曲調が好まれているようですね。

調査時期: 2024年5月22日〜5月23日
調査対象: 30代のマイナビニュース男女会員
調査数: 270人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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