JR四国と電脳交通は19日、特急列車内からタクシーを手配できるサービスの実証実験を6月24日から実施すると発表した。ドライバー不足や人流の増加でタクシーをつかまえにくく、タクシー配車アプリの導入が進んでいない地方都市の現状を踏まえた取組みとのこと。
8600系・8000系で運転される予讃線の特急列車に乗車している人が、対象となる6駅(宇多津駅、丸亀駅、多度津駅、川之江駅、伊予三島駅、今治駅)で降りる場合に、電話やアプリを使うことなく列車内から簡単にタクシーを手配できるようにする。
実証実験期間中、対象となる特急列車内の座席テーブルに貼られた専用二次元コードをスマートフォンで読み込み、名前、電話番号、降車駅など入力して送信すると、到着時刻に合わせて駅前でタクシーが待っているしくみだという。
実証実験の実施期間は11月30日まで。両社は今回の実証実験を通じてニーズを把握し、鉄道利用者が安心して乗継ぎができるソリューションの提供をめざすとしている。