ミュージカル『next to normal』が上演されることが19日、明らかになった。

  • ミュージカル『next to normal』

同作は2009年トニー賞11部門ノミネート、主演女優賞・楽曲賞・編曲賞の3部門を受賞、2010年にはピューリッツァー賞(戯曲部門)を受賞した、トム・キット(音楽)、ブライアン・ヨーキー(脚本・歌詞)のコンビによるミュージカル。

日本では2013年にシアタークリエにて初演を迎え、今回、2022年の上演に引き続き、日本独自の演出・デザインでの再演が決定した。続投となるダイアナ役の望海風斗、ゲイブ役の甲斐翔真、ダン役の渡辺大輔に加え、『この世界の片隅に』での好演も記憶に新しい小向なるがナタリー役、現在出演中の『GIRLFRIEND』で歌唱力の高さを発揮している吉高志音がヘンリー役、多くの作品で存在感が光る中河内雅貴がドクター・マッデン役として新キャストで加わる。

1人の女性、1つの家族の姿を通して、現代社会が抱える家族間の絆やその崩壊・再生を中心に、心の病への向き合い方といった社会的なテーマを扱う本作。劇中で描かれる6人の登場人物それぞれに共感を覚えるミュージカルを届けていく。

東京公演はシアタークリエにて12月6日~30日、ほか2025年1月に福岡・博多座、兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールの公演を予定している。

【編集部MEMO】
母、息子、娘、父親。普通に見える4人家族の朝の風景。ダイアナの不自然な言動に、夫のダンは優しく愛情をもって接する。息子のゲイブとダイアナの会話は、ダンやナタリーの耳には届いていないように見える。ダイアナは長年、双極性障害を患っていた。娘のナタリーは親に反抗的で、クラスメートのヘンリーには家庭の悩みを打ち明けていた。益々症状が悪化するダイアナのために、夫のダンは主治医を替えることにする。新任のドクター・マッデンはダイアナの病に寄り添い治療を進めていくが…。