女優の松下奈緒が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『スカイキャッスル』(7月25日スタート 毎週木曜21:00~)の男性キャストが18日に発表された。

  • 左から鈴木浩介、田辺誠一、大谷亮平、本多力=テレビ朝日提供

■『スカイキャッスル』男性キャスト発表

韓国の大ヒットドラマ『SKYキャッスル〜上流階級の妻たち〜』(18~19年)を、松下奈緒、木村文乃、比嘉愛未、高橋メアリージュン、小雪という豪華女優陣で日本版リメイクする今作は、世にも優雅な佇まいとは裏腹に燃えたぎる野心、猛烈な見栄とプライド、誰にも言えない秘密を抱えた、美しきセレブ妻たちのドロ沼マウントバトルを描くギラギラでドロドロ=“ギラドロ”サスペンスミステリー。

今回公開されたのは、“セレブ夫”役のキャストたち。高級住宅街「スカイキャッスル」に暮らすセレブ妻たちの夫は皆、名門「帝都病院」の脳神経外科に籍を置くエリート医師。飽くなき妻たちがさらなる幸せを求め、子どもの受験でもしのぎを削る中、夫たちは院内における出世バトルで闘志を燃やしている。その中には、エリート中のエリート街道まっしぐらで、次期脳神経外科部長との呼び声も高い人物が。それが妻・紗英(松下奈緒)同様にザ・セレブな経歴を誇る野心家・浅見英世(田辺誠一)だ。そんな英世の一派に属しているのが、妻・杏子(比嘉愛未)も眉をひそめるほどエゴイストな二階堂亘(鈴木浩介)と、妻・美咲(高橋メアリージュン)の尻に敷かれているお調子者の腰巾着・夏目龍太郎(本多力)。彼らはそれぞれ風を読みながら、自らの出世を目論んでいる。

しかしある日、妻・泉(木村文乃)と同じく人格者である医師・南沢公平(大谷亮平)が病院長にスカウトされ、帝都病院にやって来たことから勢力図は激変。焦った英世&亘&龍太郎は公平への敵意をむき出しにし、出世バトルは苛烈を極めていくことに。さらに、過度にも程がある“モラハラ”教育パパの亘が、子どもの受験バトルでも暴走。加えて、英世がとうに清算していたはずの過去も不意に頭をもたげ、まさかの騒動へと発展してしまう。

■田辺誠一(浅見英世・役) コメント

――本作の出演オファーを受けた際のお気持ちを教えてください。

原作の韓国版がとてつもなく面白く、英世に相当する役も好きだったので、オファーを頂いてうれしかったです。

――松下奈緒さん演じる浅見紗英の夫・英世を演じるにあたり、意識されていることは何ですか?

英世は仕事や家庭にプライドと誇りを持っている人物です。傍から見たら間違っていたり、滑稽に見える部分もあるかもしれませんが、自分の信念を持って存在できたらいいなと思います。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

大人も子どもも登場人物がみんなクセ者で、それぞれの信じる幸せに向かって突き進んでいきます。人と戦ったり、協力したり……その人間模様を楽しんでいただけたら、うれしいです。

■大谷亮平(南沢公平・役) コメント

――本作の出演オファーを受けた際のお気持ちを教えてください。

原作の韓国版を楽しく見ていましたし、正義感の強いこの役に魅力も感じていたので、今回その役で参加できることを大変うれしく思っています。

――木村文乃さん演じる南沢泉の夫・公平を演じるにあたり、意識されていることは何ですか?

他のキャストの方々とは対立関係にあることが多いのですが、自分の信念を曲げずに妻、家族を守り抜く公平の人間性を大切に演じていきたいです。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

周りの友人に「何か面白い韓ドラないかな?」と聞くと、必ず『SKYキャッスル』の名前が挙がっていました。ストーリーの面白さが抜群なので、これを日本人キャストでリメイクすると、どんな世界観が広がっていくのか。私自身も楽しみにしています。

■鈴木浩介(二階堂亘・役) コメント

――本作の出演オファーを受けた際のお気持ちを教えてください。

僕、韓国ドラマがすごく好きなので、お話を頂いたときは、うれしかったと同時に、ちょっと大丈夫かな……という不安も襲ってきました。韓国版のファンの方もたくさんいらっしゃるでしょうし、その方たちの期待を裏切らないようなリメイクになったらいいなという思いでした。

――比嘉愛未さん演じる二階堂杏子の夫・亘を演じるにあたり、意識されていることは何ですか?

亘はモラハラ夫なのですが、そういう人にならざるを得なかった背景を、ちゃんとリアリティーをもって演じさせていただければ……と思っています。ちなみに、比嘉さんが演じられる妻は“よくできた妻”といいますか……よくこんな夫を見捨てず、ちゃんと前向きに生きているな、と(笑)。一番まっとうなんじゃないかと思うようなキャラクターを、比嘉さんが素敵に演じてくださり、光栄です。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

日本版にはまた、日本版ならではの展開の早さなど、いろんな良さがあると思います。本家の『SKYキャッスル』を全部見終わったお客様でもまた楽しめる作品になるよう、スタッフ・キャスト一同全力で頑張りますので、ぜひご覧になってください!

■本多力(夏目龍太郎・役) コメント

――本作の出演オファーを受けた際のお気持ちを教えてください。

オファーを頂いて、とてもうれしかったです。原作ドラマを見たことがなかったので、さっそく見ました。むちゃくちゃ面白かったです。すぐに次の話を見たい気持ちと、これの日本版をやるのか……というプレッシャーがせめぎ合い、とりあえずいったん2話で見るのをやめて、コーヒーを飲んでぼーっとしました。

――高橋メアリージュンさん演じる夏目美咲の夫・龍太郎を演じるにあたり、意識されていることは何ですか?

家族愛が身体からにじみ出るよう、妻役の高橋メアリージュンさんと息子役の子の写真を1日5回は見るようにしています。

――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

木曜日に起きたら、夜の放送が楽しみでドキドキワクワクしながら1日を過ごしてもらえるようなドラマになるよう頑張ります! あ、いや、水曜日の夜、早く木曜日が来るように早寝する……そんなドラマになるように頑張ります!! とにかく頑張ります!!!

■パク·ジュンソ(SLL制作部門代表) コメント

韓国『SKYキャッスル』が日本で素晴らしいキャストとクリエイターによりリメイクされる事をとてもうれしく思います。 この作品が韓国で社会現象になるほど愛されたように、日本でも大きな反響を呼ぶ作品になることを願っております。さらに、日本の素晴らしいスタッフの手によって、原作のメッセージ性と独特な世界観に加え、日本文化の独特な要素と日本社会の解釈を入れた新しい次元の作品として誕生することをとても楽しみにしております。

【編集部MEMO】第1話あらすじ
セレブが集まる高級住宅街「スカイキャッスル」。ここに暮らす冴島香織の息子・遥人が、超難関の帝都医大付属高校に合格した。受験を翌年に控えた我が子を同校に入れようと躍起になるスカイキャッスルのセレブ妻――浅見紗英(松下奈緒)、二階堂杏子(比嘉愛未)、夏目美咲(高橋メアリージュン)は、お世辞にも成績優秀とは言えなかった遥人の逆転合格に騒然。何が何でも合格の秘訣を聞きだそうと食い下がる紗英、杏子、美咲に根負けし、香織は“受験コーディネーター”の存在を明かす。受験コーディネーターとは、あらゆる手を尽くして生徒を合格へ導いてくれる特別な存在。しかし彼らとは、ごく限られたVIPのみが参加できる“秘密の教育セミナー”でしか接点をもてないという。それ以上のことは言えないと、もったいぶる香織。それでも諦められない紗英は、抜け駆けして香織に媚を売り、ついに1枚しかないセミナーの招待チケットを譲ってもらう。ところが…会場へ行くと、そこにはなぜか杏子と美咲の姿が。紗英は警戒心を募らせながら、合格率100%を誇るコーディネーター・九条彩香(小雪)との契約をもぎ取ろうとする。そんな中、誰も予期せぬ運命の歯車が回りだす。あろうことか、スカイキャッスルの住民たちが凍りつく“前代未聞の事故”が発生。さらに、成績優秀な息子をもつ新たな住民・南沢泉(木村文乃)が引っ越してきて……。