この時期、ほんの数分車を駐車しただけでも、車内が高温になってしまうことがありますよね。すぐに乗ろうものなら、ハンドルが熱すぎて握れなかったり、汗だくで運転どころではない!

そんな夏の困りごとを解消すべく、ロードサービスのスペシャリスト「JAF」が、高温になった車内温度を早く下げる方法を検証。その結果をホームページに公開したところ、SNSで話題となっています。

夏の駐車時、車内温度を最も早く下げる方法は?
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各地で30℃以上の真夏日が記録されています
JAFは高温になった車内温度を早く下げる方法を検証しました
シートや金具も高温になるため、子どもを乗せるときはやけどなどに注意しましょう
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▼検証結果はこちら
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/temperature/lowering
(@jaf_jpより引用)

今回の検証を行うにあたって、同じ車を5台用意し、同じパーキングに駐車。車内温度が55℃になったタイミングで、5名のモニターがそれぞれ違う方法で温度低下に挑戦しました。

「ドア開閉」「冷却スプレー」「エアコン外気」「エアコン内気」「エアコン+走行」で検証後、経過時間ごとの温度変化を測定したところ……、最も早く車内温度を下げることができたのは?

「エアコン+走行」でした!

「エアコン+走行」のやり方は、「窓を全開にし、車のエアコン(オート)を外気導入、温度設定はLo(最低)にして走行。2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行」です。

5つの方法の中ではこれが最速で、55℃の車内がわずか2分で30℃以下に。一方、エアコンのみで走行した場合、内気・外気ともに2分後の温度はまだ40℃近くと高く、30℃を下回るのに10分近くかかるようです。「エアコン+走行」が、いかに効率のいい方法であるかが分かりますね。

ちなみに、短時間で温度を大きく下げられるので、燃料の消費や排ガスも抑えられるというメリットもあるそうです。夏のドライブを快適にするためのライフハック、ぜひ、試してみてくださいね。