女優の早見あかりが16日、都内で行われたNetflix映画『Ultraman:Rising』配信記念特別上映会に参加。コロナ禍の妊娠・出産を経験し、感じたことを明かした。

  • 早見あかり

    早見あかり

本作は、1966年の放送開始以来、57年にわたり全世界で愛され続けている不滅のヒーロー「ウルトラマン」を、「親子」「家族」をテーマに、新たなストーリーを描く。シャノン・ティンドルが監督と脚本、CGアニメーション制作は『スター・ウォーズ』『ジュラシックパーク』など、数々のヒット作を送りだしてきた「インダストリアル・ライト&マジック(ILM)」が担当している。

作品にちなんで「何かを守るために決断したこと」というトークテーマが出されると、早見はコロナ禍での妊娠・出産で感じたことを振り返る。「自分は『こうなりたい』『完璧でいたい』という強い気持ちがあったけど、『毎日生きているだけでみんな偉い!』ということにある時に気付いた。心を守るために理想に向かって走ることを止めました。適当にしていても、楽しく生きていれば偉い。みんな偉い! コロナと妊娠・出産がかぶったときに、そう感じましたね」と紹介。早見の話に耳を傾けていた山田裕貴と小日向文世も「すてき」と同意していた。

さらに早見は「仕事とプライベートのバランス感」を大事にしているといい、「どっちに傾いてもバランスが崩れる。私は働いていないといけない人間だと気付いたし、遊ぶ時間もないといけない人間だということだと気付いた。仕事とプライベートの調和は大事だと思っている」と力説した。

早見は現在、3歳半の女の子のママ。愛娘は母親が“テレビに出る人”だと徐々に気付き始めているようで、「なんでママがテレビに出ているのか、違和感があるみたい。この前『どうしてドラマに出ているの?』と聞かれた」という。「その理由について今、説明しても彼女はわからない。いつか、『ウルトラマン』という作品に自分のお母さんが出ていたことは自慢できること。ちゃんと理解できるようになったら見せてあげたい。親と子の繋がりが深い作品なので、プレゼントできたら」とほほ笑んだ。

この日は本作のシャノン・ティンドル監督、ジョン・アオシマ共同監督も参加。山田と小日向から「ウルトラマン」が飾られた花束を贈呈された。