DeNA・森敬斗

● 西武 0 - 4 DeNA ○

<2回戦・ベルーナドーム>

 DeNAの森敬斗が15日の西武戦で、今季初の猛打賞を達成した。

 森は2本のヒットが逆方向、3本目は引っ張ってライト方向に強い打球。森は「レフトには強い打球は打てなかったんですけど、打球方向として、そっち側にちょっと入っていく気持ちがあったので、レフト側に(ヒットが)出ているのは良かったです」と喜んだ。

 「1打席目はラッキーヒットみたいな形だったんですけど、良いバットの出方をしているから詰まっても落ちるという、悪くはないかなと思っています。最後の打席は、速いしやはり良いボールが来るので、目線を下げて、高めを振らないようにタイミングが早く取って、真っ直ぐを1、2、3で行きました」と振り返った。

◆ オフは近藤と自主トレ

 今季に向けてソフトバンクの近藤健介と自主トレを行った。

 自主トレでは「バッティング練習をやっている中で気になった事を言って貰うという感じですね」。近藤の打撃で参考にしている部分について「(スイングの)軌道とかですね。近藤さんは打ちに行って見逃していました。しっかりとミスショットせず捉えていましたし、2ストライクからでも関係無く出塁できて打てるし、タイミングの取り方だったりを自主トレで聞いていました」と明かした。

 “打ちに行って見逃す、というのは難しい”のだろうかーー。

 「難しいと思います。反応してヒットを打てれば一番良いですが、速いボールをこの近さで投げられて、時間は短いので。(何を打つかの)選択は大事だと思うんですけど、何に合わせてタイミングを取りに行くかで見逃せたりとか、この球を振ってしまったとかが出てくると思います。自分に合ったものがあると思うので、近藤さんにはどの球にタイミングを合わせていくかなどを聞きました」。

 シーズンが始まってからも自主トレで学んだことを、試合前の打撃練習で意識して取り組んでいる。試合中の打席でも、「意識はもちろんしますけど変にこう固まっちゃって、ああしようこうしようと考えないようにはしてます」と、ピッチャーに対してシンプルな考えで臨んでいる事を語った。

 今季初の猛打賞をきっかけに、状態を上げていきショートのレギュラーを掴みたいところだ。

(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)