映画『ディア・ファミリー』(公開中)の公開初日舞台挨拶が14日に都内で行われ、大泉洋、菅野美穂、福本莉子、川栄李奈、新井美羽、松村北斗、月川翔監督が登場した。

  • 松村北斗

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同作は実話をもとにした実写映画。小さな町工場を経営する宣政(大泉洋)は、生まれつき心臓病疾患を持つ幼い娘・佳美が「余命10年」という宣告を受け、人工心臓を作ろうと立ち上がる。その後、世界で17万人もの命を救うことになるIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させた秘話を月川翔監督が映画化する。

■映画『ディア・ファミリー』公開初日舞台挨拶に松村北斗が登場

「叶えたい夢」について聞かれると、松村はまず「大泉さんのかねてからのファンというか、マニア」と自称し、大泉は「マニアって言わないで」と苦笑する。移動中も大泉の面白かった話をねだっていたそうで、「『あれが面白かったんです』と言うと、自然と全部喋り出す。ボタンを押したように」と説明し、大泉も「ジュークボックスのようにね」と頷く。松村は「奇跡の方ですよね。大泉さんの作った舞台もありますし、どれか1個リメイク的にいつかね……」と最初のトークテーマだった「叶えたい夢」に戻り、大泉も「えっ!? それはすばらしい! ほんと! やって! SixTONESで『下荒井兄弟』とかしようよ!」と、自信が脚本・演出を務めた『下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。』を挙げた。

観客に同作の説明をしながら「僕、仲間があと5人いまして、1人多いんですけど」という松村に、大泉は「誰か1人辞めさせてよ」と提案。すると松村は「……バカを言うんじゃないですよ。1人欠けたらもう意味ないんですよ、うちは」「一生恨みますよ。それで1人辞めたら」と真剣なツッコミ。「1人、役を作る?」と大泉が譲歩すると、松村は「『下荒井』を6人でやれたら、僕はもうこの人生“クリアー”だと思ってるので」と熱い気持ちを表し、大泉は「頑張ろう、僕書くわ!」と宣言した。

一方で松村は「ただ、あと5人がどれほど大泉洋というものに熱があるのか」と懸念し、大泉は「ないの!? 君ほどないの?」と驚く。松村が「ごめんなさい、当たり前ですよ。あと5人は『すごい俳優さんだな』くらいですよ。マニアは僕だけですから」と説明すると、大泉が「ジェシーとかないの、熱?」と尋ね、松村は「『ああ大泉さんね、ヘッヘッヘッヘ』」とモノマネ。大泉は「あいつ! 全然ねえな!」と、松村の想像上のジェシーに憤る。

しかし大泉は「僕も新しい夢できました。SixTONESにやってもらうように、『下荒井兄弟』を書き直す」と意欲を見せ、松村は「10年くらい秘めてた思いで……」と胸がいっぱいの様子。ただ「台本料もだいぶ入るだろう」と目論む大泉には、松村が「ちっちゃい劇場でやってやろ!」と返していた。

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