高本彩花(日向坂46)

日向坂46の高本彩花が1st写真集「僕の記憶の中で」の発売を記念してメディア取材に応じた。

「魚をガード」「馬のつむじ」

「いよいよ発売されるんだなと、ジーンときます」と微笑んだ高本。「僕の記憶の中で」は東京とタヒチにて撮影された写真を収めた1冊で、スタイリングには「男性のおひさま(日向坂46ファンの呼称)にも、女性のおひさまにも楽しんでもらいたい」という彼女のこだわりが詰め込まれている。「希望が叶った」という、愛犬ちぇりとのキュートなツーショットも見どころだ。

本書の撮影では、愛犬ちぇり以外にも何かと生き物と縁があったという。しかし基本的に犬以外の生き物が苦手である高本は、タヒチでのエピソードを「海は本当に魚がいっぱいで。海は魚にとって一番コンディションのいい場所じゃないですか? だから勝てないなと思って。シュノーケル中の撮影ではスタッフさんに魚をガードしてもらってました」「私、馬と出会いまして。エサをあげましたが、やっぱり怖くて緊張感がありました。でも私、人のつむじがとても好きで、動物にもつむじってあるんですよ。このとき馬のつむじを見ることができて、ちょっと好きになりました」と独特のワードセンスを交えて紹介した。

私の中に星座を見つけて

印象深い写真として、高本は撮影初日の夜に撮った初めての水着カットを挙げ「どうしても恥ずかしくて最初はシャツを着ていたんです。この写真にはちょっと戸惑いみたいな気持ちがあって。でも一度脱いでしまえば『考えすぎだったな』と前向きになれました。貴重なシーンです」とその理由を語る。なお水着やランジェリーを着こなすにあたり、彼女は“尊敬”や“憧れ”を抱いてもらえるような体を目指してボディメイクに勤しんだという。

また「撮影を通じて発見した自身のチャームポイントは?」という質問に、高本は「私はほくろがいっぱいあるんですけど、顔から首にかけて、オリオン座に見える場所があるんです」と回答。続けて「ぜひ写真集でオリオン座を探してみてほしいです。見つけたらハッピー!みたいな感じで」とおひさまへ提案した。さらに「私のアイドル活動8年間の集大成とも言える1冊になりました。ファンの皆さんと一緒にタヒチに行ったつもりだったので、『僕の記憶の中で』を一緒に旅行に行った“記憶”として大切にしてほしいと思います」と本書をアピールした。

記憶の中で生き続ける“光の虹”

高本は2016年に「けやき坂46オーディション」に合格し、活動をスタート。そして今年5月にリリースされた11thシングル「君はハニーデュー」の活動をもって日向坂46を卒業する。「自身の“記憶の中”で永遠に生き続ける、日向坂46としての瞬間」を聞くと、2022年3月に行われた東京・東京ドーム公演と回答し、「『JOYFUL LOVE』でおひさまが(ペンライトの光で)作ってくださった虹の中を歩くような演出があって。ずっとずっと夢だった東京ドームという場所で、本当にきれいなでっかい虹の中をみんなで歩いたあの景色は忘れられないです」とその感動を振り返った。

日向坂46では「君はハニーデュー」から選抜制度が取り入れられ、アンダーメンバーである「ひなた坂46」となった高本。彼女は7月に控えるひなた坂46としてのライブに向けて「本当にゼロから作ることになるので、今までで一番大変なライブだなと思います。私でそう思うぐらいだから、きっと四期生とかはもっともっと大変」「だから私が道標というか、みんながくじけそうになったときに、もともとのポジティブな状態に戻せるような、そんな存在になりたいです」と思いを語った。

続けて「乃木坂46さんも櫻坂46さんも、アンダーライブやバックスライブがあるじゃないですか。すごく熱いライブで素敵だなと思っているので、私は最初で最後ですが、ひなた坂46の“熱いライブの始まり”が作れるように、とにかく今までの経験を生かして燃え尽きたいと思います」と決意を表明した高本。「9月の宮崎での『ひなたフェス』を成功させようという熱い気持ちをメンバーやスタッフさん含めてすごく感じて。卒業したあと、日向坂46がどうなっていくのかがとにかく楽しみです。明るい未来が待っていると思うので、ワクワクしながら応援してほしいです」と彼女はおひさまへメッセージを贈った。

写真集「僕の記憶の中で」は6月18日に発売される。

11th Single ひなた坂46 LIVE

2024年7月3日(水)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
2024年7月4日(木)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール

日向坂46「ひなたフェス 2024」

2024年9月7日(土)宮崎県 ひなたサンマリンスタジアム宮崎
2024年9月8日(日)宮崎県 ひなたサンマリンスタジアム宮崎