そして6月13日(木)に最終回が放送され、葵が追い続けた“16年目の真実”が明らかとなった。そんな大ヒット作品としてエンディングを迎えた『約束 〜16年目の真実~』をプロデュースした多鹿雄策氏に、最終回放送直後にインタビューを実施した。
“人の強さ”を信じたい、ドラマに込めたひとつの想い。
最終話のタイトル『未来』にもあるように、冒頭で「未来は誰にも読めない」という入り口で始まりますが、このドラマの一つのテーマとして“人の強さ”を描きたいと決めていました。葵も香坂も、家族や友人、バディなど、多くのものを失いました。もしかしたら、葵や香坂が復讐に走り、悪魔になっていたかもしれない。それでも、未来に何が待ち受けているかわからないけど、「真実を知りたい」という強い信念を持って生きている。そんな“人の強さ”を信じたい、というのがこのドラマに込めた、ひとつの想いで、それを最後まで描き切ることができました。そこには、中村アンさん、横山裕さんが、悲しみや苦しみを背負いながらも、葵と香坂を大切に育ててくれて、その結果、このドラマを見てくれた方々が、未来も、明日も、“強く生きよう”って少しでも思ってくれていたら幸せです。
最終話に向けては、「真犯人が誰か?」の考察ではなく、「なぜ?」という考察で最後までみなさんに楽しんでもらいたかった。
多鹿P:そうですね!企画当初から、 9話から最終話にかけての引っ張りを「誰が真犯人か」ではなく、「なぜ?」「なにが起きたのか?」で引っ張りたいと思っていました。なので、真犯人は9話ラストで明かし、その放送終了後に、どのくらい視聴者の皆さんが盛り上がってくれるか?は、楽しみも不安もありって感じでした。結果的に、エゴサも追いつかないほど、想像をはるかに超える反響があったことは本当に嬉しかったです。
Q.第9話で真犯人が明かされ、最終回の放送まで「桃がなぜ?」の考察はSNSに上がっていました?
多鹿P:「本当に桃なのか?」って考察もまだあって、「桃だよ!」って言いたくなりましたね(笑) ですが、「葵と桃がどういう関係だったのか?」、それと9話ラストで、ドラマタイトルにもなっている「どんな約束をふたりが結んだのか?」といった考察も見かけました。
8話までは「真犯人は誰だ?」という考察が中心でしたが、9話が終わってからは「なぜ」という考察の視点が変わり、また違った楽しみ方を提供できていたら、嬉しいですね!
TVerで第1~3話と最終話を配信中!
葵たちが辿り着いた、”16年目の真実”を、ぜひご覧ください!
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