輸入車に特化した買取サービス「外車王」を運営するカレント自動車は、輸入車に興味のある150人を対象に、輸入車オーナーの年収の実態に関するアンケートを実施した。

  • 輸入車オーナーの年収の実態は? 外車王が外車好きユーザーの生の声を調査

500万円以下もけっこう多い?

昔から、輸入車オーナーはある種のステータスとして扱われ、羨望の眼差しを向けられることが少なくない。幼い頃から「いつかはあの輸入車に乗りたい!」と特定の車種・メーカーに憧れを抱いている人も多いだろう。

しかし、実際に所有する際に気になるのは金銭面。「自分の収入で購入、維持できるのだろうか」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないか。

そこで今回、カレント自動車は輸入車好きが想像する世の中の輸入車オーナーの平均年収と、実際の自身の年収についてアンケートを実施。2024年5月28日〜6月10日、輸入車に興味のある男女150名を対象にインターネット調査を行った。

  • 想像される輸入車オーナーの平均年収は「700万〜1,000万円」が最多に

「Q1.あなたが想像する輸入車オーナーの平均年収はどのくらいですか?」との問いで最も多かったのは「700万〜1,000万円」で39.9%を占めた。

2番目に多かったのは「1,000万円以上」で28.4%、3番目は「500万〜700万円」で27%。国税庁が実施した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると日本人の平均給与は458万円のため、その水準を大きく上回る結果となった。

  • 実際の輸入車オーナーの年収は「1,000万円以上」が約3割

それでは、輸入車オーナーの実際の年収はどのくらいなのだろうか。「Q2. 輸入車オーナーであるあなたの年収はどのくらいですか?」と聞いたところ、最多は「1,000万円以上」で29.5%だった。

次いで「700万〜1,000万円」の24.8%、「500万〜700万円」が22.8%となった。多少の差はあるものの、概ねQ1と同じ年収帯が上位を占めている。

一方で、「300万〜500万円」と「0〜300万円」の年収帯の割合は驚きの結果となった。Q1の想像される輸入車オーナーの平均年収では「300万〜500万円」が3.4%、「0〜300万円」が1.4%だったのに対し、実際には「300万〜500万円」が14.1%、「0〜300万円」が8.7%も存在するということがわかった。

輸入車オーナー=高所得者という図式はイメージ通りではありつつも、平均給与を下回る人でも所有しているという現状が明らかになった。収入を理由に輸入車の購入を諦めている人にとって、これは嬉しい事実かもしれない。

また、実態をより詳しく調査するために、輸入車オーナーの所有車についてもアンケートを実施。その結果を年収帯別に紹介している。

■「Q3. あなたの所有している輸入車の車名を教えてください。」

Q2で上位だった年収順に、回答のあった車種を購入した理由とともに一部紹介。

<1,000万円〜>

  • ポルシェ 991 カレラ

・「メルセデスAMG GT 4ドアクーペ」
走りも楽しめるファミリーカーとして購入しました。
 
・「ランドローバー ディフェンダー」
「輸入車だから」ということではなく、単純に外観が気に入ったから。
 
・「ランドローバー レンジローバー スポーツ」
ボディの強さに惹かれた。
 
・「アウディ R8」
かっこいいから。
 
・「ポルシェ 991 カレラ」
左ハンドルの7速MTモデルです。ポルシェが好きで、カイエンクーペも所有しています。
 
・「BMW X5」
走りがよい。

<700万〜1,000万円>

  • 「MINI F54 JCW」

・「ポルシェ ボクスター987」
このボクスターが昔から欲しかった。
 
・「アウディ Q2」
すっきりした外観と、ハンドルの切り回しの角度の深さと適当なボディサイズ。
 
・「MINI F54 JCW」
「F57 cooperS」も所有しています。デザインがよい。

ファミリーカーとしての実用性やボディサイズや剛性を重視しているという意見が多い一方で、外観や走るフィーリングが好きで選んだという声も散見された。

また、上位の年収帯では2台以上所有しているという回答も。同じメーカーで複数台乗っているという回答もみられた。

今回の調査では、輸入車オーナーは日本の平均年収よりも高所得な人が多く、複数台所有しているケースもあるということがわかった。

昔から憧れていた1台を購入したという回答もあり、長きにわたり日本人を魅了する輸入車メーカーのブランド力と魅力の強さが感じられる。

これから輸入車の購入を検討する人はぜひ、今回の結果を参考にしてみてはいかがだろうか。