キャリア面談プラットフォーム「Kakedas(カケダス)」を運営するKakedasは、20代・30代の正社員を対象とした「キャリア形成」に関する意識調査の結果を6月11日に発表した。同調査は2024年4月25日~4月30日の期間、400名を対象に実施したもの。

  • 将来のキャリアに関する悩みや不安

はじめに、「将来のキャリアについての悩み・不安」について尋ねると、「少しある」(44%)と「強くある」(25%)をあわせて、回答者のおよそ7割が悩みや不安を抱いているという結果となった。

  • 今後のキャリア形成に際する転職の可能性

次に、今後のキャリア形成に際する転職の可能性について聞いたところ、「具体的に求人応募や面接などの転職活動を行っている」は4%、「転職の可能性はあると思っており、サイト登録や情報収集は随時行っている」は20%、「転職の可能性はあると思っているが、具体的な活動はしていない」は38%という結果に。

約6割の人が、転職を視野に入れている実態が明らかになった。

  • 「将来のキャリア形成への不安度」と「転職の可能性」の関連性

前述の設問である「将来のキャリアに関する悩みや不安」と「転職する可能性」についての回答の関連性を分析。「悩みや不安が強くある」と回答した82%が、「転職活動を行っている」もしくは「転職の可能性があると思っている」と回答した。

ここから、キャリア形成への悩みや不安が強い人ほど、転職活動を行っている、または転職の可能性があるという。

今回の調査結果についてKakedas取締役の東宮氏は、「20代・30代正社員の約7割が将来のキャリアに不安や悩みを抱え、不安が強いほど転職予備軍であることがわかった」と述べている。また、不安を解消する上で、自分の現状や今後得られるスキルや経験などについて、具体的・客観的に認識する機会が大切だという。