静岡鉄道は、1973年に運行開始し、約50年にわたり活躍した1000形の最終編成1008号が6月30日をもって引退すると発表した。引退日に新静岡駅と長沼車庫で「ありがとう1008号ラストランイベント」を開催する。

  • 静岡鉄道1000形1008号。6月30日をもって引退する

引退日の6月30日、1008号は長沼駅6時45分発からセレモニー開始まで通常運行。13時30分から新静岡駅で引退セレモニーが開かれ、14時0分にラストランの1008号が長沼車庫へ向けて発車する。

長沼車庫では13時30分からラストラン記念グッズの販売を開始。コースター(500円)、下敷き(200円)、記念1日乗車券(ポストカード付、700円)のほか、復刻版1000形パンフレットや1000形モケットグッズ(ペンケース・コースター・コインケース)などの販売を予定している。ラストランの1008号が14時7分に長沼車庫へ到着した後、16時30分まで車両展示を行う。

新静岡駅でのセレモニー終了後、長沼車庫に入庫するラストランに乗車できるツアーも企画された。定員200名で参加費3,000円。アクリルスタンド(非売品)、1008号・1508号ヘッドマークコースター、下敷き、記念1日フリー乗車券が付く。セブンチケットにて6月14日0時から販売開始する。

ラストランに先立ち、1008号は6月4日から「ありがとう1008号・1508号」特別ヘッドマークを取り付けて運行している。6月12日からは、1000形の思い出の写真を1008号の中吊りに掲出して運行。いずれもラストラン当日まで継続する。