中村アンが主演を務める読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『約束~16年目の真実~』(毎週木曜23:59~)第9話「反転」が6日に放送され、Xではドラマタイトルがトレンド2位にランクインした。(本記事はネタバレを含みます)

  • 『約束~16年目の真実~』第9話より=読売テレビ提供

■『約束~16年目の真実~』第9話ストーリー

今作は、連続殺人犯となった父の無実を信じて刑事となった主人公が、16年ぶりに故郷に戻ってきた途端、ある失踪事件が起きるところから始まるオリジナルの心理サスペンスドラマ。昨夜放送された第9話「反転」はXで日本のトレンド2位にランクイン。第7話「懺悔」・第8話「犠牲」も2週連続で TVer総合&ドラマランキング2位、第5話から4週連続でトップ3ランクインの快挙を達成している。

第9話では、自首をして、連続殺人の犯行を認める、葵(中村アン)の同級生・井出尚哉(森優作)。取り調べで、シナリオに影響されたのか、と葵が問うと「俺が正しい形で実際に作り上げたってとこかな。その結果、日本中が夢中になった」と話す。犯人は葵に執着していると思われたが、どうしても葵は井出と自分の接点がわからなかった。一方、香坂(横山裕)は夏目(樋口幸平)と共に、息子の犯罪を庇い逃走している有村(杉本哲太)を追っていた。有村は息子の潤(奥野壮)が手を染めている犯罪を、自分の立場を守りたい一心で隠蔽していたのだった。

有村から「庇うのは今回が最後」と告げられた潤は、今までの証拠品をすべてまとめて燃やし、全てをなかったことにしようとするが、有村は突然潤に拳銃を突き付け、「お前を殺した後に、俺も死ぬ。親のけじめだ」と告げる。するとそこへ二人を追っていた香坂と夏目が現れ、香坂は「生きて償う義務がある」、と取り押さえる。有村と潤の罪が判明し、香坂が追っていた真相は明らかとなった。

葵は引き続き、井出との接点について考えていた。香坂による取り調べが始まる。香坂は取り調べ中の井出の仕草や言動などから「犯人像とは一致しない」と告げ、井出を挑発することでどういった動きをとるか見ていた。その後、井出はまだ発見されていない遺体があると匂わせる発言をし、その言動から「自分の犯行ではないと疑われた直後に供述を行った、その狙いは全てが自分の犯行と証明したいため」と読んだ葵と香坂。その読みの通り、井出の住む雑貨屋の裏庭から新たな女性の遺体が発見された。しかし、違和感が残る葵。再び取り調べに戻り、被害女性の警戒心を解き、現場まで連れてくるほどの社交性は井出にはない、と葵は井出に告げるが井出は否定する。そこへ夏目が入ってきて、同一犯の可能性が高い新たな遺体が発見されたという報告が。あなたがやったのか、と問うと明らかに対応に困る井出。その言動から連続殺人の実行犯ではない、と確信した葵と香坂は、改めて真犯人について考える。

井出尚哉と関係性があり、映画シナリオを読んだことがあり、葵と強い関係がある人物……わざと目撃されるために井出が事件現場から出てきたとすると、真犯人を庇うために自らが犠牲となり、真犯人へ強い想いを抱いていることが伺える。葵は雑貨屋で真犯人につながりがある物を探す。一方で井出が本部に引き渡されることが決定した。連行される井出の耳元で香坂はあることを囁くと、井出は「違う! 俺だ……!」と叫びだし、香坂は真犯人を確信した。そして葵は真犯人と思われる当人から連絡があり、待ち合わせをすることに。そこに現れたのは葵の親友で同級生の桃だった……。

■真犯人判明に、SNSで驚きの声

真犯人が判明した第9話に、SNSでは、「マジで鳥肌やばい」「犯人は衝撃でした」と驚きの声、そして「桃の表情が全然違ったから一瞬誰かと思った」「桃役の女優さん、演技上手い。その形相にいつもの桃に見えなかった」と、桃役の織田梨沙の芝居を絶賛する声が。

また、すれ違いざま、香坂に囁かれたことに対して、井出は「違う! 俺だ……!」と叫び出すシーンには「何て言ったんだろう」と注目が集まり、「桃の名前?」、「井出が絶対に庇いたい人の名前を囁いたんですね」「後で見返したらちゃんと井出の耳元で“飛鳥桃”って唇の形が」「飛鳥桃 って言ってる?」と、桃の名前ではないかと考察が飛び交っている。

そして、桃が最後に「葵、最低だね。破ったでしょ、私との約束」と告げたことから、「ドラマのタイトルそこにかかってたのかー!?」「ここに来てタイトルの意味が明かされるわけね!」「まさかここにきて約束という熱いタイトル回収が入るとは思ってなかった」「葵と桃の『約束』って何なんだろう」と、『約束』というタイトルの意味を回収する流れも話題を呼んだ。

ついに悪魔の正体が明らかとなった第9話。次週の第10話「未来」では、16年間、この町に隠されていた悪が明かされる。そして桃が葵と交わしたと話す“約束”とは。

【編集部MEMO】13日放送最終話あらすじ
井出(森優作)の雑貨屋で真犯人を示す決定的な証拠を見つけた葵(中村アン)。その時、同級生の一人、飛鳥桃(織田梨沙)が葵の前に現れた。連続殺人の真犯人の正体を知り、葵は衝撃を受ける。桃は、すべての殺人は自分がやったことだと認める。葵は桃にスタンガンを押し当てられ、意識を失う。香坂(横山裕)は、通話状態になっていた葵のスマホを通じて葵と真犯人のやりとりを聞いていたが、突然音が途切れて葵の身に異変が起こったと気付く。木崎(坪倉由幸)と夏目(樋口幸平)が井出の雑貨屋に駆け付けると、すでに葵は連れ去られた後だった。香坂は、警視庁本部に送致された井出を望野署に呼び戻して、桃が葵を誘拐した場所の手がかりを聞き出そうとする。目を覚ました葵は、拘束された状態で桃と対峙。桃が葵に話す、16年前に交わした約束とは。葵が追い求めた「16年目の真実」とは何なのか。