スタジオテイルは6月5日、「残業時間に関する意識調査アンケート」の結果を発表した。同調査は、2024年5月1日~29日の期間、現在フルタイムまたは正社員で働いている20代~50代の男女300人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、月の残業時間は平均どのくらいかを聞いたところ、「月10~20時間」(27%)が最も多い結果に。次いで、「月10時間未満」(26%)、「月20〜30時間」(15%)と続いた。
次に、月の残業時間がどのくらいから「多い」と感じるかを尋ねると、「月20時間以上」と答えた人が最も多く、全体の30%であった。
20代では半分以上の人が「月20時間以上」の残業を多いと答えていて、「残業は極力無い方が良い」「家に帰って趣味のことをやりたいから」など残業が発生すること自体に否定的なコメントも目立ったという。
現在の会社では「残業をしてでも、もっと働いてほしい」という空気があるかを質問したところ、「ある」と答えた人が25%、「ない」と答えた人が51%であった。
「気を遣って残業を少なめに申請する(サービス残業する)ことはありますか」の問いに対して、「ある」と答えた人は全体の24%であった。
また、「会社の飲み会に参加した時間は、残業代として支給すべき」と思うかを聞いたところ、「思う」と答えた人が29%、「思わない」と答えた人が52%、「どちらともいえない」と答えた人が19%という結果に。
年代別では、20代においてのみ「思う」と答えた人の方が高い割合に(思う:44%/思わない:38%)。理由を聞くと、「友達でも何でもない会社の人との飲み会はほとんど接待みたいなものだから、意味がない」「飲み会はほぼ参加必須の空気なので、それなら業務と変わらないと思うから」などの意見が集まった。