1more Baby 応援団は6月3日、「夫婦の出産意識調査2024」の結果を発表した。同調査は、2024年4月1日から8日の間、全国の男性(20〜49歳)・女性(20〜39歳)の既婚者2,961人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 『2人目の壁』が存在すると思う割合

はじめに、経済的な理由や育児ストレスから第2子をためらう『2人目の壁』が自分の家庭に存在すると思うかと聞くと、78.9%が「存在すると思う」と回答した。この割合は2022年から上昇傾向を示し、過去11年で最も高い結果に。

同社によると「政府や自治体が様々な支援策を開始、検討しているが、『2人目の壁』の解消にはまだまだ至っていないことがわかった」としている。

  • 『2人目の壁』を感じる理由

『2人目の壁』が存在すると答えた2,335人にその理由を質問したところ、「経済的な理由」を選んだ人が73.4%と最も多い結果に。

次いで、「第一子の子育てで手いっぱいのとき」(45.3%)、「ゆとりのある時間、自由な時間が取りにくくなる」「(特に育児のストレスなど)心理的な理由」(同率43.3%)が上位に挙げられた。

  • 子育てに対する物価高の影響

子どもがいる2,120人に、昨今の物価高の子育てへの影響を尋ねると、81.7%が「物価高により、子育て費用に不安」を感じ、59.2%が「物価高のため、子どもにかかる食費や衣料費などの基本的な生活費を控えている」と回答。物価高が実生活や心理面に影響し、子育てに対する不安が増していることが判明した。