キッズラインは6月3日、「父の日」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は、2024年5月17日から27日の間、0~17歳の子を持つ父親265人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 父としての自分にご褒美をもらえるとしたら、今年の「父の日」にはプレゼントに何がほしいか

はじめに、父としての自分にご褒美をもらえるとしたら、今年の父の日にはプレゼントに何がほしいか聞いたところ、2割が「感謝の言葉や手紙・手作りの品」がほしいと回答。

「感謝の言葉や手紙・手作りの品」を選んだ53人に、「具体的には誰からどんな言葉や手紙・手作りの品がほしいか?」を尋ねると、「子どもからの『いつもお仕事頑張ってくれてありがとう』」「子どもと妻から仕事のねぎらいと感謝の言葉。仕事について理解してくれているとありがたいから」などお金には代えられない家族からの「感謝の思いがこもったもの」がうれしいという回答が多く見受けられた。

他にも、高価な物ではなく時間や言葉といった心の充足感を求める項目が上位を占める結果になったという。

  • 「父の日」に父親がほしいものと「母の日」に母親がほしいものの比較

同社は、2024年5月1日に「【母の日】令和のママが一番ほしいものは「自分だけの時間」キッズライン調査レポート」を発表。母親にも同様の質問をした結果、1位だったのは「自分だけの時間」であった。

父親と母親の回答で特徴的な違いがみられるのは、「自分だけの時間」と「家族みんなで過ごす時間」。「自分だけの時間」は父親15.1%に対し母親35.5%と、母親に対して父親の回答数が少なくなっている。また「家族みんなで過ごす時間」は父親18.9%に対し母親は8.8%で、10.1%ほど父親の回答が多くなった。

この結果から、父親は母親と比較すると「自分の時間よりも家族との時間」を選ぶ人が多かったことがわかった。

  • 現在の育児に関わる時間について、どのように感じているか

育児に関わる時間について、どのように感じているかを質問したところ、「十分に関われていると思う」「ある程度は関われていると思う」を合計すると75.5%が「自分は育児に関われている」と感じているという結果に。

  • 育児に関わる時間を今後どうしていきたいか

また1年程度の間に「育児に関わる時間をどうしていきたいか」という質問には、49.1%が「もっと育児に時間をあてたい」と回答。

同社によると「令和の父親は多くが育児に関して積極的で、なおかつ今後より多くの時間を育児に充てたいと考えている傾向にある」としている。

  • 自身の人生において父になってよかったと感じているか

最後に、自身の人生において父になってよかったと感じているかを聞いたところ、75.5%が「とてもよかったと感じている」、19.2%が「まあまあよかったと感じている」と回答し、合計94.7%が「父になってよかった」と感じている結果に。

「毎日子ども達の写真を見返して、成長を感じたり笑顔を見ることが幸せで生きがいだから」「子どもを通じて異なる視点から社会を見る目を養えたから」などの意見が集まったという。