テレビ朝日の“シン・時代劇ドラマ”『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(毎週水曜24:15~※一部地域除く)第7話が、きょう5日に放送される。

■手塚治虫氏原作『君とゆきて咲く~新選組青春録~』

手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化する今作では、熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)の姿、幕末という混沌の時代を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春を2クール連続放送で描く。これまでの時代劇にはない流麗な“剣舞”も織り交ぜ、ニュースタイルの時代劇を創出する。今夜お送りする第7話では、大舞台をやり遂げた隊士たちに“束の間の休息”が訪れる。

■第7話では、大作&丘十郎らが田舎町へ

無事、剣舞を成功させ、会津藩から京の町の警護を任されることとなった、壬生浪士組。長州藩をはじめとする討幕派の勢いが増し、ひたひたと戦の影が忍び寄る中、大作、丘十郎、松永新之丞(杢代和人)、南無之介(羽谷勝太)は、頭取・芹沢鴨(三浦涼介)に命じられ、京の中心部から離れた水戸藩別邸の修繕の手伝いに駆りだされることに。張り詰めた空気がみなぎる街中と異なり、自然あふれるのどかな田舎町で、まるで夏休みのワンシーンのように穏やかで楽しい時間を過ごす4人。屈託なくふざけあい、はじけるような笑顔を見せる。

しかしその夜、丘十郎は星空の下、ひとりうずくまり、瞳を濡らす大作の姿を目撃することに。前回、大作の回想シーンで過去に長州藩士・庄内玄悟(上野凱)とつながりがあったことが判明し、SNSでは「大作、そっち側!?」「大作ー!! まさか……過去にあんなことが……つながってたのか」と衝撃が広がっていたが、今回の大作の涙の理由もやはり秘めた過去ゆえの葛藤なのか。そんな大作に丘十郎がかけるのは、ただ目の前で涙する友を思う、真っすぐな言葉。丘十郎のピュアなメッセージに、大作の心はどう動くのか。

また第7話では、芹沢の勝手気ままなふるまいに反発を強めた土方歳三(阪本奨悟)が苛立ちをしずめるかのごとく、自身の右腕・斎藤一(庄司浩平)を相手に剣の稽古に打ち込むシーンが登場。ほとばしる汗もそのままに激しく木刀をふるう土方と、それを寡黙に隙なく受け止める斎藤。阪本と庄司がそれぞれのキャラクターの心情を巧みに太刀筋に乗せた、息ピッタリの殺陣に注目だ。さらに渋皮喜平(簡秀吉)にも新展開が!? 生真面目さゆえに芹沢に気に入られ、頭取に連れまわされてばかりいる渋皮に、いったい何が起きるのか。

【編集部MEMO】第7話あらすじ
鎌切大作(前田拳太郎)、深草丘十郎(奥智哉)、松永新之丞(杢代和人)、南無之介(羽谷勝太)は、頭取・芹沢鴨(三浦涼介)に命じられ、遠出の任務に赴くことに。京の郊外にある、水戸藩別邸の修繕の手伝いに駆りだされたのだ。長州藩をはじめとする討幕派の勢いが増し張り詰めた空気がみなぎる町中とは異なり、穏やかな田舎町で、つかの間の休息のような楽しい時間を過ごす4人。しかしその夜、丘十郎が目撃したのは、大作の“涙”だった……!? そしてその頃、芹沢の侍らしからぬ姑息な戦略に、土方歳三(阪本奨悟)は反発を強めていた。