クラシエ薬品は、子どもの漢方薬服用に関する実態調査結果を5月30日に発表した。同調査は、2024年4月26日、小学生の子を持つ全国20代~40代の母親400人を対象に、インターネットを用いて行われた。

  • 20代の母親の6割が「子どもに漢方薬を服用させたことがある」 と回答

まず、子どもの漢方薬服用経験について尋ねたところ、「子どもに漢方薬を服用させたことがある」母親は約4割となった。また、母親の年代別で比較したところ、20代では6割を超え、30代、40代よりも2倍近くの割合で母親が子どもに漢方薬を服用させた経験があるという結果になった。この結果から、20代の母親は漢方薬に好意的であることが分かった。

  • 30代・40代の母親は子どもに漢方薬を服用させた経験はないが、漢方薬に興味あり!?

次いで、子どもに漢方薬を飲ませたいと思うかと尋ねたところ、46.3%の母親が「飲ませたい」と回答した。また、前問と同様に20代の母親は漢方薬の服用に好意的な傾向がみられた。

さらに、30代・40代では「子どもに漢方薬を服用させたことがある」人は3割程度に留まった一方で、「漢方薬を飲ませたい」人は4割に上ったことから、30代・40代の母親の中で、子どもに漢方薬を服用させた経験はないが、漢方薬を飲ませたい人がいることが考えられるという。

  • 「子どもが漢方薬を飲んでくれるのか不安」が最も多い悩みに

子どもが漢方薬を服用する際の悩みや疑問について尋ねたところ、約5割の母親が「漢方薬を飲んでくれるか不安」と回答した。次いで、「副作用が無いか」「適切な処方(種類)が分からない」という回答が多くみられた。