健康や美容目的で「ファスティング」をやってみたい人、過去に実践した経験がある人も多いのではないでしょうか。ファスティングにより得られる効果については科学的根拠も示されており、人々の関心も年々高まりをみせています。

しかしその一方で、実践の難しさを感じる人が多いのも事実です。ある調査結果によると、ファスティングを断念する理由として、空腹感に耐えるストレス、家族や仕事などの生活リズムに合わせる難しさ、時間的な余裕がない……といった内容が上位にあがり、日常生活で実践するハードルの存在が読み取れます。

  • 話題の「疑似ファスティング」を7日間やってみた(画像はイメージ)

そのような状況下、サンスターグループが4月24日に発売した「カラダにおいしいファスティング (カカオ&ナッツ味 / ハニー&アーモンド味)」(1本297円)は、これまでのファスティングの概念を覆す、「食べながら」「ファスティングができる」商品です。食べないことがファスティングなのに、食べながらファスティングができる……? もしそれが本当なら朗報ですが、一体どんな商品なのでしょうか。商品開発経緯や商品特長について、サンスターに聞いてみました。

■"食べながらファスティング"ってどういうこと?

今回発売となった「カラダにおいしいファスティング」は、アメリカの最先端栄養学で「FMD」と言われる、"特別な栄養バランスで構成された食事を摂ることで、食べてもファスティング状態を維持できる新しい健康メソッド"(疑似ファスティング)の研究に基づき開発されました。

冒頭であげたような、"ファスティングを実践するハードル"を下げたいと考えた同社が、FMDを考案しアメリカを中心に事業展開をするL-Nutra Incとライセンス契約を結び、日本人の味覚に合わせておいしく手軽に食べられる商品に仕上げています。

  • 4月24日にサンスターが発売した「カラダにおいしいファスティング (カカオ&ナッツ味 / ハニー&アーモンド味)」

一般的にファスティングを行うと、血糖値が上がらないことでインスリンの分泌が抑えられ、糖ではなく脂肪を燃焼するようになります。また、脂肪分解により血中では適度にケトン体が増加し、糖に代わるエネルギー源として働きます。

FMDを活用したファスティングバーは、特別な栄養バランス(炭水化物とタンパク質を最低限に抑え、脂質が豊富)で構成されていることから、ファスティング中に摂取をしても通常のファスティング(水以外摂取をしない)と同等の状態を維持できるといいます。

普段の食事のうち、朝食や夕食のどちらかを「カラダにおいしいファスティング」に置き換えることで、手軽に16時間ファスティングを実践できるのです。

  • 資料提供: サンスター

■「カラダにおいしいファスティング」で7日間のファスティング生活を実践してみた

食べながらファスティングを実践できるなら私にもできるかも! と感じる一方、ファスティングバーの味わいやボリューム感も気になりますよね。おいしくない・空腹感が得られないとなれば継続するのは難しく、普通のファスティングと同様、断念につながります。さらに、ファスティング効果が得られるのか? という部分も気になるところ……。

ということで、実際に体験させてもらいました。 丸7日間、朝食を「カラダにおいしいファスティング」に置き換える形で体験してみたので、筆者個人の率直な感想と結果をレポートします。

  • 「カラダにおいしいファスティング」で7日間のファスティング生活を実践

【1】「カラダにおいしいファスティング」はおいしいの?

まずは味の感想を。これはもう率直に、とてもおいしいです! バータイプの食品は色々食べたことがありますが、それらと比較してもおいしく、砂糖・小麦粉不使用でこの味を作れるのがすごいと感じました。

ナッツの香ばしさとはちみつ由来のほどよい甘さで、手作りおやつのような味わいです。健康のためにおいしさを我慢するなどの感覚はゼロで、ファスティング目的がなくともおやつ・食事として食べたくなるおいしさです。

「カカオ&ナッツ」と「ハニー&アーモンド」の2種類あるので、気分や好みで選んだり交互にしたり、楽しみながら食べられました。

【2】「カラダにおいしいファスティング」の食べ応えは? 腹持ちする?

続いて食べ応えについて。体験前は食べ応えに不安がありましたが、想像以上に満腹感が得られました。

ナッツのザクザクした歯ごたえで食中も食後も満足感が続き、仕事の集中力が出やすい午前の時間帯、意識が空腹感に持っていかれて困る……ということもありませんでした。

筆者は大体、少し空腹感が出はじめる9時頃、ブラックコーヒーと一緒にファスティングバーを食べました。一気に食べずに、よく噛んで少しずつ時間をかけて(ここポイントです)食べることで、より満足感が高まる感覚がありました。

ちなみに、1本あたりのカロリーは、「カカオ&ナッツ」が156kcal、「ハニー&アーモンド」が166kcalです。

【3】疑似ファスティングで体重は減少する?

そして最後、体重変化について。開始から7日後の計測結果は、マイナス600gでした。数字だけ見るとインパクトは少ない気もしますが、朝食を「カラダにおいしいファスティング」に置き換えただけでそれ以外の時間の食事制限なし(間食も含め)、運動もなしという内容を考えるとまずまずの結果かと思います。

体重以外の実感としては、お通じが良くなった感覚と、顔周りのむくみが改善された感覚がありました。回復食の用意なども不要で思い立ったらすぐにできる手軽さも魅力に感じました。

■「カラダにおいしいファスティング」なら、ストレスフリーにファスティングが可能

実際に疑似ファスティングを体験してみると、今まで抱いていたファスティングの印象(大変・苦痛・我慢)とは全く異なり、筆者が最もハードルに感じていた「家族の食事を用意しながら自分だけファスティングを実践する難しさ」も、朝食だけの置き換えでOKなので難なくクリアできました。

「カラダにおいしいファスティング」は、サンスター公式オンラインショップのほか、amazonや楽天市場で販売されています。手軽にストレスなくファスティングをしたいという方は、ぜひチェックしてみてください。