セカンドライフになると、お金だけではなく人間関係にも変化があらわれます。老後を充実させるために、現役時代から考えておいてほしい3つのことを解説します。

このまま一人で暮らすのは寂しい、どうしたらいい?と、現役時代から老後の心配をしている人は少なくないでしょう。

セカンドライフになると、お金だけではなく人間関係にも変化があらわれます。老後を充実させるために、現役時代から考えておいてほしい3つのことを解説します。

◆老後を充実させるコツ1:生きがいを見いだす

老後の生活にかかわらず、毎日の生活を充実させるために必要なことは、生きがいを見いだすことです。一人暮らしで、生きがいがないと感じる人が、生きがいを作るためには、「好きなことを中心に生活する」ということを試してみるといいと思います。

趣味の楽器を演奏する、趣味のサークルの仲間と交流する、身体を鍛えることに集中するなど、楽しく過ごせる生きがいを見いだせれば、人生の充実度はアップしていきます。

◆老後を充実させるコツ2:収入について現役時代から考えておく

老後も好きなことをして暮らすためには、ある程度、金銭的な余裕があることが大事です。

そのために必要なことは、「老後の収入をどのようにするのか」を考えることです。基本的に、老後の収入は年金がメインとなるはずです。年金では賄えない生活費の不足分を、どのようにして賄うのかを考えてみてください。

老後の生活費の不足分は、老後も細く長く働くことの他、現役時代から預貯金や運用をして準備することを考えるようにしておきましょう。

あわせて、ライフプランも考えてみましょう。老後はどのように暮らすのか、そのためにはいくら必要になるのかを知っておけば、いくら足りないのか、十分なのかを把握することが可能になります。

◆老後を充実させるコツ3:気軽にコミュニケーションが取れる相手を確保する

「一人暮らしが寂しい」と思っている人がいる一方で、「一人暮らしが楽しい」とポジティブにとらえている人もいます。

老後の一人暮らしについて、ポジティブにとらえられるかどうかは、万が一のとき、相談できる人がいるか、日ごろからコミュニケーションが取れる相手がいるのかどうかにかかっています。

気軽に電話などで話すことができる、会って話すことができる相手がいることは幸せなことですし、心身の安定にもつながります。

人間関係については、人づきあいが苦手な人もいるでしょう。今から人とよい関わり方ができるように努力することが大事です。家族はもちろんのこと、趣味の仲間、仕事の仲間、学生時代の友人など、気軽にコミュニケーションが取れる相手を確保しておきましょう。休日は家に閉じこもらずに、たまには人が集まる場所に顔を出してみてはいかがでしょうか。

文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)

金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。

文=飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)