札幌市を拠点とする男子プロバレーボールチーム「北海道イエロースターズ」が、地域応援をコンセプトにしたコミュニティーカフェ「イエスタコミュニティcafe」をオープン。 5月20日に行われたお披露目会をのぞいてきました。

  • 北海道イエロースターズの★のロゴが目印

地域応援がコンセプト

以前はおにぎりカフェ「あめつちby 35stock」の店舗でしたが、北海道イエロースターズへの事業譲渡を経て昨年11月から「あめつち by HOKKAIDO YELLOW STARS」として運営され、より地域応援をアピールしていくために「イエスタコミュニティcafe」として生まれ変わったのです。

チームからも郡浩也選手、谷直也選手、山田滉太選手が参加。観覧に応募したファンが見守るなか、オープニングセレモニーが始まりました。

最初に代表取締役の平野龍一さんが「#食べて応援をキャッチフレーズに、北海道の食の魅力も知っていただき、北海道イエロースターズのみならず地域の魅力の発信につなげていきたい」と挨拶。

続けて来賓からの祝辞と選手のスピーチがあり、いよいよテープカット。バレーボールの始球式を模したユニークな「イエスタ式テープカット」で、華やかに幕が開きました。

  • 代表取締役の平野龍一さん

  • 始球式をアレンジしてゲストと選手がサーブを披露したテープカット

選手との交流にも活用

セレモニーのあとは店内に移動して、店内で提供するセットメニューやテイクアウト弁当を選手3名が報道陣の前で食レポします。

大勢のギャラリーに囲まれ「食いづらい」と照れながら「から揚げがおいしい」「塩サバは塩加減がちょうどいい」「アスリートにもぴったり」など、照れくさそうにコメントしました。

  • 左から谷直也選手、山田滉太選手、郡浩也選手

  • テレビカメラに囲まれて食べるのは照れくさそう……

「イエスタコミュニティcafe」では、飲食のほかにも公式グッズの販売をはじめ、スポンサー企業の商品や、連携協定を結ぶ自治体の特産品なども展示販売されています。飲食や物販の売り上げはもちろん全額チームの運営費に充てられるそうです。

  • 今後はここでしか変えない限定商品も登場する予定

北海道イエロースターズでは、ここをファンと選手の交流の場、地元企業や道内自治体とのコラボレーションのハブとして活用していく予定で、「選手とふれあうイベント開催」から、「コワーキングスペースやレンタルスペースとしての展開」や「店内のモニターを使った自治体や企業のプロモーション協力」、「企業への弁当デリバリーサービス」など、アイデアはさまざま。

この日も選手自らがソフトクリームを巻いてファンに提供するなど、さっそくファンサービスに力を入れていました。

  • 選手の巻いたソフトクリームを、駆け付けてくれたファンに提供

通称イエスタ、「北海道イエロースターズ」は、去年6月「サフィルヴァ北海道」から名称を変更。今シーズンはV2リーグで優勝を果たし、今年10月開幕予定の来シーズンは新設の「V.LEAGUE」に所属して初代王者を目指しています。

  • YellowStarsのロゴマークには選手やスタッフ、ファン、スポンサー、すべての人がスターのように個性を輝かせることができるようにという願いが込められています 提供:北海道イエロースターズ

今後、この「イエスタコミュニティcafe」を拠点に、知名度アップや愛されるチームづくりにさらに力を入れていくそうです。

●information
イエスタコミュニティcafe
札幌市中央区南20条西8丁目8-2-22 ランチ営業は11:00~14:30(テイクアウトは17:00まで)