LINEヤフーは5月21日、インテリアショップに関する調査結果を発表した。調査は2024年3月28日~4月1日、日本全国の15~64歳の男女5255人を対象にインターネットで行われた。

10代では「無印良品」、そのほかの年代では「ニトリ」が1位

  • 一番好きなインテリアショップ TOP5

代表的なチェーンのインテリアショップの中で、一番好きなお店を聞いたところ、「この中に好きなインテリアショップはない」という人の割合は全体で2割弱だった。

一番好きなチェーンのインテリアショップ、全国1位は「ニトリ」で27.1%、2位は「無印良品」で19.0%という結果に。3位以降は「IKEA(イケア)」「Francfranc(フランフラン)」「CAINZ(カインズ)」が1割以下で続いた。ランキング外となったが、「ロフト」は5位の「CAINZ」とほぼ同率で6位だった。

年代別にみると、すべての年代でニトリ・無印良品がTOP2という結果になっている。「無印良品」は、10~20代で割合が高く2割台。男性よりも女性のほうがやや高くなっていた。10代の1位は無印良品、3位にはロフトがランクインしている。20~60代ではニトリが1位で、特に50~60代では3割強と高くなっている。女性よりも男性のほうがやや高くなっていた。

  • 年代別TOP5

Francfrancは30代で3位にランクイン。年代でみるとあまり差はみられなかったが、男性よりも女性のほうが高い傾向にあり、特に10~30代の女性で高めとなっていた。IKEAは、20代と40~60代で3位に入り、40代では1割超とほかの年代に比べて高めだった。グラフにはないが、エリア別にみると北海道で創業したニトリは、北海道で割合が4割弱とダントツだった。

ニトリ、無印良品、IKEAが好きな理由は?

  • 一番好きなインテリアショップTOP3を好きな理由は?

一番好きと回答したチェーン店のインテリアショップについて、好きな理由を聞いた。全体1位のニトリを好きな理由をみると、「価格が安い」が圧倒的に多く、5割超となっている。2位以降は「品揃えが豊富」「お店に入りやすい、店の雰囲気がいい」「商品が見やすい/探しやすい」「店がきれい・清潔・広い」が2~3割台で続いた。

全体2位の無印良品を好きな理由は、「デザインが好き」が5割台後半で1位となった。2位には「お店に入りやすい、店の雰囲気がいい」がランクインした。また、長く使える、素材が良いといった「品質がいい」も3割超で3位となった。いずれの項目もTOP3のインテリアショップの中では最も高くなっていた。5位の「店がきれい・清潔・広い」と、ランキング外だが、「ショッピングセンターなど他業種のお店が集まるところにある」も2割超と高めだった。

全体3位のIKEAを好きな理由1位は、5割超で「デザインが好き」だった。2位には、「価格が安い」が3割台後半でランクイン。3位以降は、「品揃えが豊富」「店がきれい・清潔・広い」「お店に入りやすい、店の雰囲気がいい」が2~3割台で続いた。また、ランキング外だが「色やサイズが豊富」「自分で組み立てられる商品が充実」「コーディネート提案やシミュレーターが充実」も、ほかのインテリアショップと比べて高めの割合となっていた。

TOP3以外にも、Francfrancでは「デザインが好き」が8割超の高い割合で、「色やサイズが豊富」「流行を取り入れている」といったデザイン関連の理由も高めとなっていた。CAINZでは、「価格が安い」「品揃えが豊富」が高い割合となっていた。ハンズは、「品揃えが豊富」「お店に入りやすい、店の雰囲気がいい」「商品が見やすい/探しやすい」の割合が高めで、特に「アイディア商品がある」は、ほかのお店と比べて最も高く4割だった。ロフトは、「流行を取り入れている」が高めの割合だった。