SixTONESの京本大我が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『お迎え渋谷くん』(毎週火曜23:00~)第8話が、きょう21日に放送される。このほど、京本と、カンテレの三方祐人プロデューサーがコメントを寄せた。

  • 田辺桃子、京本大我=カンテレ提供

■京本大我&田辺桃子『お迎え渋谷くん』

蜜野まこと氏による同名漫画を映像化する同作は、恋をしたことがない若手売れっ子俳優の渋谷大海(京本大我)が、年の離れた妹のお迎えがきっかけで保育士・青田愛花(田辺桃子)に出会い、不器用ながらも恋を育んでいく“うぶキュン”ラブコメディ。先週第7話が放送された際には、Xで「#お迎え渋谷くん」が世界トレンド1位を獲得した。

今夜放送の第8話では、スキャンダルにより、愛花に誤解を与えてしまったことにショックを受ける渋谷くん。なんとか誤解を解こうにも、なかなか行動に移せずに思い悩む渋谷くんを見て、神田(内藤秀一郎)は「久しぶりに誰かを好きになった」と、秘めていた想いを語り始める。さらに千夏(玉井詩織)は、「あの瞬間、私と渋谷さんは愛し合っていましたよ」と話し出し……恋はまさかの四角関係に!?

■京本大我 コメント

――京本さんと渋谷くんが重なると話題になっていますね。

最終話に近付けば近付くほど、全部がリンクしているわけじゃないけど、「あ!」って思うところもいっぱい出てくると思います。服装もそうですけど、キャラクターとしてもいろいろなバリエーションを求められる役なので 例えば「数年前の舞台でこういうニュアンスの芝居をやったことが今活きてるのかな」とか、自分の引き出しというか、僕自身にもそういう発見がある役です。

――回を重ねるごとに変化していく渋谷くんの感情を、見事に演じる京本さん。ここまで演じてこられていかがですか?

共演者の方々はみんな芝居が上手なので、それに引っ張っていただいています。正直、特に第1話は迷走しかけていた時もありましたし、きちんと渋谷くんとして成立しているのか不安に思ったこともあったんですが、監督が「もっとやれるはず」とあきらめずに向き合ってくださって、それによって自分の新しい部分が見つかり、渋谷くんが徐々に成立してきたと思います。渋谷くんは、シーンによって演じ方にグラデーションがつく役。“無表情”であっても、“無感情”じゃないんですよね。どのシーンも自分にとっては挑戦ですけど、それでも毎日楽しく、あっという間だなと思いながら演じています。

■三方祐人プロデューサー(カンテレ)コメント

――撮影時のエピソードを。

渋谷くんが、この世に実在したら……こういう表情で、こういう喋り方で、こういう所作で、こういう行動をするだろうな……と日々思わされるくらい、京本さんにぴったりな役柄だと思っています。クランクインから数日は、感情が見えにくい表情や口調でのお芝居に苦労されていたようですが、自ら積極的にモニターを確認したり、OKカットを動画で撮って演じる上での参考にしたりして、より渋谷くんに近付こうとする京本さんの熱心な姿が印象的でした。ただ、愛花先生に恋をして、“キュン”を知ってからは、“静”のイメージだった渋谷くんがどんどん壊れていくので、京本さんも「“静”の渋谷くんを掴んだと思ったら、どっかに行っちゃう(笑)」と、おっしゃっていました。

――座長・京本大我さんについて。

保育園のシーンの現場では、本当によく園児役の子どもたちとコミュニケーションを取られているのが印象的で、しっかり腰を落として目を見てお話される姿をよく目にしました。そんな京本さんの近くには、いつも子役たちの笑顔がありました! もちろん、キャストの皆さんにも、自らよく声をかけておられ、良い雰囲気を作ってくださっていました。特に覚えているのは、内藤さんとの撮影1日目に、すぐさま「なんて呼べばいい?」とナチュラルに内藤さんにお声がけされていた様子です。ご自身もインして間もなくで、役と向き合うのに必死だったはずなのに、周囲への配慮を惜しまない……京本さんらしさを感じられた瞬間でした。

――主題歌について。

今回、SixTONESさんの「音色」を主題歌に使わせていただいています。歌詞、メロディーライン、世界観、全てが作品と見事にシンクロしているからこそ……“どこで主題歌がかかるのか?”を毎回、すごく大切に作っています。今後の各話でも、「音色」のタイミングに注目していただければうれしいです。

――ドラマ後半戦の見どころ。

先週の第7話では、すれ違っていた渋谷くんと愛花先生ですが、神田くんのアシストでようやく距離が縮まるか……と思いきや、ゴシップの拡散という憂き目にあう、というところまで描かせていただきました。いわば、“芸能人と一般人が恋愛することの難しさ”を突きつけられてしまった二人。日々目の前に映る世界が全く違う二人は、これからどうやって恋を進めていくのか……? 神田くんの秘めた思いは……? 大崎先生は、このまま諦めてしまうのか……? まだまだ、それぞれの”キュン”から目が離せません。さらに、後半に向けて毎話毎話、目が離せない展開が続いていきます。うぶすぎる渋谷くんと愛花先生は、次々に襲いかかる恋の障壁にどのように向き合っていくのか……話を重ねるごとに、ちょっとずつ成長していく、ピュアで、真っ直ぐで、とにかく愛らしい二人の姿を最後まで見届けていただければ幸いです。

【編集部MEMO】第8話あらすじ
もう一度、愛花(田辺桃子)との恋に向き合うことを決め、滞在先の京都から「会いたいです」と素直な思いを伝えた渋谷くん(京本大我)。しかしその矢先、千夏(玉井詩織)と親しげにしている写真がSNSで拡散されてしまう。「事実がどうあれ、先生が見たらショックを受けるでしょ!!」という響子(長谷川京子)の言葉で、愛花に誤解を与えてしまったことに初めて気付いた渋谷くんは、ショックのあまりその場に崩れ落ちる。その頃、SNSの写真を見た愛花は、渋谷くんの告白を真に受け、浮かれていた自分を恥じていた。大崎(宮近海斗)も心配するなか、相手は人気俳優で、住む世界が違う人だと自らに言い聞かせる愛花。それでも、音夢(諸林めい)のお迎えに来た遥(乙葉)から、いつも自分のことより家族を優先していた渋谷くんが、愛花と出会って少しずつ変わってきたと教えられると、愛花は自分の中に芽生えた気持ちをあきらめるどころか、渋谷くんに会いたい気持ちが募って……。京都では、神田(内藤秀一郎)の過去の恋愛話から、自分の気持ちを一方的に押しつけることはしたくないと考えを改めた渋谷くんが、どうやって愛花の誤解を解いたらいいのか思い悩んでいた。そんな、これまでとは打って変わって遠慮がちな渋谷くんの姿を見た神田は、あることを決意する。