俳優の草なぎ剛が14日、東京・赤城神社で行われた主演映画『碁盤斬り』(5月17日公開)の大ヒット祈願イベントに、共演の清原果耶、メガホンをとった白石和彌監督とともに出席した。
本作は、ある冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が、武士としての誇りを賭け仇討ちに挑むリベンジ・エンタテイメント。冤罪に貶められた浪人・柳田格之進役を草なぎが演じ、格之進の一人娘・お絹役を清原が演じた。
ご祈祷を終え、報道陣の前に登場した草なぎは「天気がすばらしくて、天もこの作品を応援してくれているのかなと。爽やかな気持ちでこの作品に込める思いというか、みなさんに優しく伝わるようにみんながみんな応援してくれているんだなという感じがして幸せな気持ちになりました」と晴れやかな表情を浮かべ、どんなことを祈ったのか追求されると「たくさん欲張ってお祈りしたら神様に怒られそうなので、『よろしくお願いします』ということだけご祈祷したんですけど、“たくさんの人が来てくれればな”という下心が出たような気もしました(笑)」と打ち明けて笑いを誘った。
また、ポスタービジュアルが草なぎとわからないという声が多いそうで、草なぎは「いいっすね、なんかね。褒められているのかなんなのか」と笑顔を見せ、「確かに役に入っている僕は違うんでね。これは清原さん演じるお絹を守ろうとしている父の顔ですね。監督も時代劇初メガホンだったんですけど、私も初めての顔をみなさんにスクリーンでお見せできると思うので、楽しみにしていただきたいなと思います。“僕は違う顔をしているよ”という代表的なカットです」とアピール。同ポスターについて清原が「日本の映画ではあまり見られないようなポスターで、すごく迫力があって素敵です」と絶賛すると、草なぎは「ありがとうございます。迫力剛です」と胸を張った。
さらに、この日は着物姿で登場した草なぎと清原だが、劇中では貧しい長屋暮らしをしている役どころのため、草なぎは「映画の中ではボロボロでビリビリの(衣装)を着ているので、ギャップ萌えってやつですね」と声を弾ませた。
そして、草なぎが本作の脚本をもらった際に「江戸時代に行きたい」と言っていたことが話題に上ると「楽しそうでね。華やかでお祭りも現代のお祭りと違うのかなとか、そんなことを感じて、行ってみたいなって。桜の下で囲碁とか打つシーンも気持ちよくて、華やかで素敵な時代だなって感じたので、行ってみたいなと思いました」と吐露し、江戸時代だったら自分は武士として働いていると思うか尋ねられると「ジーンズを作りたいですね。1番早いデニム職人。生地を持ち込んでタイムスリップして」とコメントして笑わせ、「ヒット曲とかも先に書いちゃって、斉藤和義さんの『歌うたいのバラッド』とか、あいみょんの『マリーゴールド』とか、その時代に作って…ギターを持っていきたいですね。まさしくギター侍みたいな。『残念!』って。古いですね(笑)」と妄想して会場を沸かせた。