西武鉄道は9日、今年度の鉄道事業設備投資計画について発表した。この中で、来年度以降に予定している事業も紹介。新宿線の特急車両10000系を置き換えるとともに、有料着席サービスの刷新を検討していることを明らかにした。
特急車両10000系は1993(平成5)年、「ゆとりとやすらぎの空間」をテーマにデビュー。「ニューレッドアロー」の愛称を持ち、現在は新宿線の特急「小江戸」で活躍している。かつて池袋線・西武秩父線の特急「ちちぶ」「むさし」にも使用されたが、新型特急車両001系「ラビュー」の導入にともない、2020年3月をもって運行を終了した。
デビューから30年以上が経過した10000系「ニューレッドアロー」について、西武鉄道は今後、新たな車両へ置き換えるとしている。あわせて有料着席サービスの刷新も検討し、「柔軟な運行形態やお客さまの着席機会の拡充など、サービス向上を図ります」とのこと。2026年度中の運行開始を予定しており、詳細は決まり次第、改めて発表する。