女優の石原さとみと、アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也がこのほど、テレビ朝日系ドラマ『Destiny』(毎週火曜21:00~)の取材に応じ、大学生を演じた場面を振り返った。

  • 亀梨和也、石原さとみ

    亀梨和也(左)と石原さとみ

目的は大学生に見える・見えないという浅い部分ではない

第1話では、石原、亀梨、宮澤エマ、矢本悠馬、田中みな実が大学生時代のシーンを演じ、亀梨は「40(歳)手前の我々が、大学生を演じることにいろいろな声も届きました(笑)」と漏らすが、クランクインで行われたこの撮影は「本番前に“シャー!”ってみたいな感じでした」(亀梨)と気合いで臨んだそう。

石原は「このシーンは顔合わせのときから“これどうします?”って言ってましたよね」と振り返りながら、「大目的は、大学生に見える・見えないっていう浅い部分ではなく、人生において最も楽しいキラキラとした時間を過ごしたっていう記憶を、全9話の中で持ち続けるためのクランクインが、大学生の時代のシーンだったんです。だから、あのシーンを私はもう大成功って思うぐらいめちゃくちゃ楽しくて、あのとき撮った5人の写真を撮影が終わるまでずっと持ち続けてお気に入りにして何度も見返したんですけど、あれをすぐに思い出せるぐらいの記憶を作る撮影ができたら、成功だなと思ってたんで、撮影中に、“あ、できた”と思いました」と自信につながったそうだ。

これを受け、亀梨も「(大学生時代を)違う方が演じてくださったりとかしてたら、またちょっと違う感覚だったかもしれないですね。あの時代をちゃんとみんなで経験したというか、一緒に過ごしたからこその、現代でのお芝居になったと思いますね」と同調。

石原は「(亀梨演じる)真樹があそこからずっと変わらないんですよね。時が止まったかのように12年経っても真樹なんですよ。12年前の真樹を思い出すというのが(台本の)ト書きに書いてあるかもしれないけど、実際に思い出せるかどうかはそのときに感じた自分の経験なので、あれがクランクインでできたのは、とてもいいスタートでした。これが全9話まで続いて思い出していくので、1話を見直してもらいたいなと思います」と、シーンに込めた思いを述べた。

大学生時代の長野のシーンについて、石原は「撮影していて自分の見ている画がこれだけきれいなんだから、この画がそのまま(放送に)出たらいいのになと思ったんです。私が見た夕日とか、みんなで触れ合いながら楽しむ感覚が伝わったらいいなあと思ったんですけど、伝わってました」と太鼓判を押した。

赤星憲広氏もハマるドラマ

周囲の反響を聞くと、物語に入り込んだ感想が多いそうで、亀梨は「“真樹なんなの?”、“めちゃくちゃ悪い男だよ。突然現れて、指輪見てキスしてさ~”とかすごい言われました」とのこと。『Going! Sports&News』(日本テレビ)で共演する野球解説者の赤星憲広氏もハマっているそうで、毎回本番前に「亀梨くん、『Destiny』さぁ~」と声をかけられることを明かした。

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