ナビットは4月30日、「値上げ」についての調査結果を発表した。調査は2024年4月、20代~80代の男女1,000人を対象にインターネットで行われた。
2024年4月からトラックドライバーの時間外労働の上限規制などが適用され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、「モノが運べなくなる」可能性が懸念されている。さらに、4月から配送大手企業が配送料金を値上げし、今後もトラック運賃の上昇は続くと予想される。こうした背景を受け、同じく4月には2800品目の食品が値上げされており、食品だけではなく生活に欠かせないティッシュやトイレットペーパーなども値上げされるなど、値上げラッシュの波が続いている。
今回、1,000人に「値上げを感じることがありますか?」と尋ねたところ、「よくある」が77.5%、「ある」が19.9%という結果になり、合わせると97.4%の人が値上げを感じていることがわかった。
「値上げによって生活に影響はありますか?」という質問については、「よくある」が49.3%、「ある」が41.5%という結果になり、合わせると90.8%の人が生活に影響があると回答している。
「値上げによって一番困るものは何ですか?」という質問については、「電気料金」が33.6%、「生活用品」が15.0%、「灯油・ガソリン」が10.3%という順になった。
「値上げによって節約意識に変化はありますか?」という質問については、「意識が高くなった」が74.1%、「変わらない」が25.1%、「意識が低くなった」が0.8%という結果に。
「値上げによって節約する手段は何ですか?」という質問については、「安い商品を選ぶ」が32.8%、「無駄遣いをしない」が22.2%、「値上げ商品を極力買わない」が8.6%という順になった。同じ商品であれば安い商品を選ぶ・無駄遣いをしないなどの方法で、節約している人が多いようだ。