大阪府堺市(さかいし)は、世界遺産に登録された仁徳天皇陵古墳が所在し、かつては「東洋のベニス」と呼ばれた一大貿易都市。
堺線香や堺五月鯉幟(さかいごがつこいのぼり)など伝統工芸を多く有しており、特に「包丁」は600年の歴史があるといわれています。5世紀、仁徳天皇陵などの古墳を建造するのに際し、堺の鍛冶職人が集められ、必要な道具を作ったことが堺刃物の起源なのだそう。
今回紹介するのは、郷右馬允義弘(ごううまのすけよしひろ)ブランドの「三徳包丁」。刃先に炭素鋼を挟み込んだ三徳包丁とは、一体どのようなものなのでしょうか。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になった返礼品を紹介していきます。
今回は、「郷右馬允義弘 刃金割込(はがねわりこみ) 三徳包丁」の特徴や事業者の商品に対するこだわりなどについて詳しく調べてみました!
堺市の返礼品「郷右馬允義弘 刃金割込 三徳包丁」について
・返礼品名:郷右馬允義弘 刃金割込 三徳包丁 165mm
・提供事業者:山脇刃物製作所
・大阪府堺市堺区宿屋町西1-2-21
・内容:家庭用 鋼割込包丁1点(化粧箱入り)
・寄附金額:3万円
「郷右馬允義弘 刃金割込 三徳包丁 165mm」のふるさと納税の寄附金額は3万円。家庭用の三徳包丁が、化粧箱に入って届く返礼品です。
鎚目(つちめ)仕上げの刀身をサンドブラスター仕上げし、使い勝手が良いのが特徴。刃先を薄口に仕上げ、丈夫さと切れ味のバランスを図っています。口金は、高級感の漂う溶接磨き仕上げ。
切れ味良く、砥ぎ直しも簡単にできます。ステン系としては砥ぎやすいVG5を採用し、メンテナンスにも配慮した職人こだわりの逸品です。
「郷右馬允義弘 刃金割込 三徳包丁 165mm」が返礼品になった経緯と実績
本返礼品を提供する「山脇刃物製作所」は、昭和2年の創業より、本職用高級包丁を主とし、家庭や調理師学校・料理学校など幅広い分野向けの包丁の製造・販売を手掛けている企業です。
600年という堺刃物の歴史を受け継ぎ、その歴史の中で培われた職人たちの技術をもって自信ある製品を生み出しています。さらには、他の伝統工芸の職人たちとの協力のもと、他にはない製品の開発にも取り組んでいるとのこと。
「郷右馬允義弘」は海外での人気も高まっており、「多くの人に知ってもらいたい」という事業者と堺市のふるさと納税担当者の想いのもと、本返礼品の登録に至ったそうです。
以下、実績です。
2021年
・寄附件数:25件
・寄附金額:75万円
2022年
・寄附件数:33件
・寄附金額:99万円
2023年
・寄附件数:32件
・寄附金額:96万円
※2024年2月現在
寄附者からの反響
今まで使っていた包丁は大きすぎて重くて使いづらかったのですが、この包丁は大きすぎず重すぎず使いやすく、切れ味もとっても良いです。ありがとうございます。大切にさせていただきます。
事業者の想い
昭和2年の創業より、本職用高級包丁を主に、家庭や調理師学校・料理学校など幅広い分野向けの包丁の製造・販売を手掛けてまいりました。弊社のメインブランドである郷右馬允義弘は、最近では海外でも人気が高まり多くのご注文をいただいております。
私どもは600年という堺刃物の歴史を受け継ぎ、その歴史の中で培われた職人たちの技術をもって自信ある製品を生み出しています。さらには他の伝統工芸の職人たちとの協力のもと、他社にはない製品の開発にも取り組んでおります。 堺が誇る伝統産業である包丁は、今や「Made in JAPAN」を冠する日本が誇る伝統産業となりました。その責任を感じながら、私たちは未来を切り拓く技術集団を目指し、これからも精進してまいります。そしてともに歩んでいけるパートナーとの素晴らしい出会いを求めています。
なお、弊社は堺商工会議所より堺市内の優秀企業に贈られる「堺技衆」の認証企業に選ばれました。現在は、クラフトシップス株式会社と連携して開発した「ORIBE庖丁」のクラウドファンディングをCAMPFIREにて2024年3月8日に開始いたしました。
今回は大阪府堺市の返礼品「郷右馬允義弘 刃金割込 三徳包丁」を紹介しました。古くからの伝統を受け継いだ職人の技が光る包丁です。切れ味だけでなく、メンテナンスがしやすいのもうれしいポイントですよね! 気になる方は、一度チェックしてみてください。