東京メトロは25日、銀座線1000系特別仕様車のイベント走行を5月3~6日の4日間限定で実施すると発表した。室内灯を暖色系に変更するとともに予備灯を点灯させ、銀座線開業当時をより感じられるレトロな仕様にして運行する。
銀座線1000系全40編成のうち、特別仕様車は2編成のみ。銀座線開業当時の旧1000形のイメージを強調した車両で、外装において前灯を1灯式に変更し、車体窓上下の補強板(ウィンド・シル / ヘッダー)を模擬したデザインを採用。車体前面などの塗装も標準仕様車から変更している。
内装も室内全体を旧1000形をイメージさせる色合いで再現。手すりや握り棒は真ちゅう色とし、吊り手も旧1000系の「リコ式風」の形状している。
今回は4日間限定のイベント走行として、銀座線開業時の旧1000形をより一層ほうふつとさせる姿で運行する。これに合わせ、地下鉄博物館(東西線葛西駅下車)に所蔵されている重要文化財車両「1001号車」の車内特別公開も5月3~6日に4日間限定で実施。10~12時と14~16時に見学できる。