東急電鉄は24日、東横線で運行している有料座席指定サービス「Q SEAT」の利便性向上と現在の利用状況を鑑み、サービス時間帯の拡大とサービス両数の変更を5月7日から実施すると発表した。
東横線の「Q SEAT」は、平日夕夜間に運行される5050系(10両編成)の列車について、渋谷発元町・中華街行の急行の一部列車で座席をロングシートからクロスシートに転換し、有料座席として提供。既存車両よりも座面の広い座席を用意するほか、電源コンセントとカップホルダー(一部座席)も設置し、車内Wi-Fiサービスも無料で利用できるため、ゆったり快適な時間が過ごせるという。
5月7日以降、サービス時間帯が拡大され、現在の1日5本から2本増発。渋谷駅18時35分発・19時5分発の急行2本で新たに「Q SEAT」を設定し、合計で1日7本の運行(いずれも平日のみ)とする。
一方でサービス両数も変更。これまで10両編成のうち一部列車の4・5号車でサービスを提供していたが、5月7日以降は一部列車の5号車のみサービスを提供する。4号車(ラッピング車両)はロングシートの一般車両となり、列車指定券なしで利用可能となる。
「Q SEAT」は専用販売サイト「Qシートチケットレスサービス」への会員登録で購入可能。通常の料金は大人・小児一律500円。利用する際、スマートフォンおよびタブレットの画面上に「Qシートチケットレスサービス」の列車指定券を表示し、係員に提示する必要がある。東横線の急行が停車する駅の改札窓口でも購入可能だが、現金による支払いとなる。列車指定券は乗車当日のみの発売。乗車日前の予約購入は行えない。