【藤沢 グルメレポ】煮干しらーめん波乃にぼる - 骨身に染み渡る至極…

煮干しに合うお酒も要チェック

最近、湘南エリアでも煮干しラーメンを扱うお店が増えてきましたが、今回ご紹介するのは、とことん煮干しにこだわったホンモノの煮干しラーメンが食べられると話題になっている『煮干しらーめん波乃にぼる』。

場所は、藤沢駅南口から徒歩5分程のマンションが立ち並ぶ一角にあります。

画像出典:湘南人

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店内は、カウンター席が6席とテーブルが4卓程。

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店主の波多乃さんは、飲食業界に長年身を置いている方で、元々は、義理の息子さんと川崎にある1号店の「煮干しらーめん 田中にぼる」を経営されていて、2号店という形で、昨年、このお店をオープンしたのだそう。

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お店のこだわりは、千葉の九十九里で煮干し作りを専門にしている方から特別に仕入れた煮干しで、それが肝心要の煮干しらーめんの核になっています。

メニューは大きく分けて、「古式煮干し」と「百尾煮干し」の2種類。

「古式煮干し」は、煮干しをゆっくりと弱火で煮込むことで、煮干しの臭みや苦みを限りなく取り除き、上品な香りと旨味を引き出したスープが特徴で、一方、「百尾煮干し」は、煮干しに圧力をかけて一気に煮込んだ、一杯に約100尾の煮干しを使用したスムージーのような濃厚なスープが特徴です。

店主のおススメは、断然前者とのこと。

画像出典:湘南人

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注文は食券制。

女性には、フェンネルを練り込んだ自家製煮干しバターをトッピングした「古式煮干し塩バターらーめん 930円(税込)」が人気とのことで、そちらをオーダーしました。

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そしてもう一つ、ここへ来たら、必ず味わっておきたい「らーめん前のらーめん 200円(税込)」。

水にも小麦にもこだわった自家製麺が特徴の『煮干しらーめん波乃にぼる』では、季節や温度に合わせて麺の水分量や粉の種類を少しずつ変えているそうで、その日に使う麺を、コース料理のアミューズのような感覚で先に味わうことができるようになっています。

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煮干しの醤油漬け、レモンに煮干し塩が添えられているので、麺本来の味を楽しみつつ、少しずつそれらを足して、これからやって来るラーメンへのウォーミングアップをするイメージです。

ストレートの細麺は、小麦の香りが豊かで弾力があり、スルスルとお箸が進みました。

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「らーめん前のらーめん」で事前準備万全の状態の所に運ばれてきた「古式煮干し塩バターらーめん」は、丼から上品な煮干しの香りが溢れています。

具材は、チャーシュー、ネギ、ばら海苔、煮卵、メンマにオリジナルの塩バター。

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淀みのない透き通ったスープは、煮干しの出汁がしっかりと出て旨味と奥行きを感じる、滋味とも言えるような日本人の骨身に沁み渡る味。

先程のストレート麺との相性が抜群で、のど越しがよく食べ進める手が止まりません。

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自家製煮干しバターが少しづつ溶けて、あっさりとした煮干しの風味にまろやかさと深みが加わります。

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具材の一つ一つにも手間暇が感じられる、最後の1滴まで美味しい一杯でした。

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こちらのお店では、他にも「煮干しに合うお酒」を扱っているので要チェック!

一体どんなマリアージュが体験できるのか、とても気になるところです。

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元々、洋食系のお店もされていたという店主が作る、おつまみメニューもご一緒に。

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煮干しの旨味、コク、香りを存分に味わえる『煮干しらーめん波乃にぼる』の至極の1杯を、ぜひ、味わいに行ってみてください!

店舗紹介

【煮干しらーめん波乃にぼる】■住所:〒251-0024 神奈川県藤沢市鵠沼橘1丁目1−14  第一興産12号館■営業時間:昼の部11:00〜14:45(L.o.)、夜の部18:00〜20:45(L.o.)■定休日:月・火曜日※営業時間など変更になっている可能性がありますので、ご注意ください。

アクセス

JR・小田急線「藤沢駅」南口から徒歩5分