クレジットカード(以後、カード)には年会費無料のものもあり、気づいたらドンドン増えてしまった……という人はいませんか? お金が貯まる人は、いったい何枚のカードを持っているのでしょうか?

クレジットカード(以後、カード)には年会費無料のものもあり、気づいたらドンドン増えてしまった……という人はいませんか? 確かにカードは便利ですが、浪費の原因になってしまうことも。

お金が貯まる人は、いったい何枚のカードを持っているのでしょうか?

◆そもそも知っておくべきクレジットカードの選び方

まず、おさえておくべきことは「どのようにクレジットカードを選ぶのか」ということです。

信販系や流通系、銀行系など、クレジットカードの種類は多種多様。その中から自分にとっての1枚を選ぶのは至難のわざとなりますよね。

簡単にではありますが、カードを選ぶ目安をまとめてみました。

◇【1】コストから選ぶ

流通系のカードの多くは、年会費無料となっていることが少なくありません。できるだけコストをおさえたいなら、このようなカードを選ぶといいでしょう。

◇【2】特定の店を利用することが多いなら、その店で使えるものを選ぶ

こちらも流通系のカードになりますが、特定のサイトから買い物をする、決まったスーパーや百貨店で買い物をすることが多いなら、会社の名前を冠したカードがおすすめです。ポイントが貯まりやすい、特定の店で特典が受けられるなどのメリットがあります。

◇【3】付帯サービスで選ぶ

ゴールドカード以上の場合、空港ラウンジが無料で利用できたり、付帯している旅行保険の補償額が大きくなったりするなどのメリットがあります。特に、よく旅行に出かける人の場合、そのつど、旅行保険に加入するよりもリーズナブルになるためメリットがあります。

◆どのクレジットカードが必要かを見極めていく

複数のカードを持っているなら、どのカードをどれくらいの頻度で使うのかを確認してみましょう。

大まかに分けると、「無料だからという理由だけで作ったカード」「ほとんど使わないカード」「よく使うカード」があると思います。

無料だからという理由で作ったカード、ほとんど使わないカードは、この機会に解約した方がよいでしょう。

無料の場合は、持っていても損はないんじゃないと思うかもしれませんが、あれば使ってしまうかもしれませんし、クレジットカードの管理も面倒になるだけです。使わないカードは年会費の有無にかかわらず、解約しましょう。

また、よく使うカードの中にも、受けられるサービスが重複しているカードもあるのではないでしょうか。そのような場合はよく精査して、必要がないクレジットカードについては、整理することをおすすめします。

◆自分がきちんと管理できるカードだけを持ちましょう

では、何枚持つことがよいのでしょうか? 結論としては、自分がきちんと管理できる枚数を持ちましょう、ということになります。

実際にお金持ちの人の持っているカードは1枚というわけではなく、3~4枚程度を持ち、使い分けています。

具体的には、ビジネスシーンでカードを利用することがある場合は、ステータスの高いプラチナ以上のカードを使うことが多いようです。その理由は、海外ではステータスの高いカード=ステータスの高い人物であると認められるからです。

とはいえ、日常使いをするためのカードは、自分のお気に入りのサイトのカードや流通系のカードなどを組み合わせて使うことも少なくありません。

つまり、お金持ちの人は、シーン別に使い分けながら、そのつど得られる最大のリターンを得ているのです。これは、私たちも見習うことができますよね。

適正枚数は人によって違います。基本的に自分が管理できる範囲で、計画的に利用できる枚数だけ持つことが望ましいでしょう。

文:飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)

金融機関勤務を経てFP(CFP、1級FP技能士)を取得。独立系FPとして、各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などを行っている。金運アップやポジティブお金など、カラーセラピーと数秘術を取り入れたアドバイスも得意。

文=飯田 道子(ファイナンシャルプランナー)