多くの動物の体の色は、天敵から身を守るために毒々しい色をしていたり、逆に獲物に感づかれないよう保護色になっていたりします。

おやっ、こちらのフクロウさんも上手に木に溶け込んでいるようですが……さすがに溶け込みすぎじゃない!?

すっぽりという言葉がかなり似合う
エゾフクロウさん✨
#北海道 #エゾフクロウ #tokyocameraclub
(@TAK17246558より引用)

  • (@TAK17246558より引用)

投稿主はフォトグラファーの「Tak(@TAK17246558)」さん。

Xにポストされた写真には、木の空洞部分にすっぽりと納まっているエゾフクロウが映っていますが、穴と体のサイズがバッチリ合っているだけでなく、羽の色や模様までもが見事に木目とリンクしており、遠目に見たらフクロウがいるとは気づけないほど完全に同化しています。

かなり難易度が高い技に見えますが、当の本人は目を閉じてリラックスしている様子で、とても気持ち良さそうに太陽を浴びています。この穏やかな表情、見ているだけで癒されちゃいますね♪

この写真は大きな反響を呼び、3.5万件のいいねを獲得(4月5日時点)。「完全擬態」「迷彩力ハンパねぇ」「一体化しておられる! なんだか尊い」「かわいい 森の神様みたい」「なんて穏やかな顔なんだ」など、数々のコメントも寄せられました。

投稿主さんに聞いてみた

多くの注目を集めたエゾフクロウ。撮影者であるTakさんに、撮影時の話について詳細をお聞きしてみました。

ーーエゾフクロウはもともとここで寝ていたのでしょうか? 撮影時の様子について教えてください。

このエゾフクロウは、とある森を散策している時に見つけました。エゾフクロウはこの木の穴(洞、うろ)で寝ておりました。いつもこの場所に居るわけではなく、その日はたまたまそこに居た形となります。時期、季節は2月、冬になります。夕方に撮影いたしました。

穴の入り口の形はフクロウと同じサイズでぴったりなのですが、実は奥行きがあり、カラス等他の動物が鳴いたり、近付いてきたりすると、穴の中に隠れたりします。

ーーここで寝ているエゾフクロウを見つけたときの感想を改めてお聞かせいただけますか?

このエゾフクロウを初めて見つけた時は、木の穴とのシンデレラフィット感と上手く擬態している事に感動しました。また、気持ち良さそうな顔にほのぼの見入ってしまいました。

大自然の中で野生として生きる知恵、本能に感激いたしました。

ーー撮影をするにあたって、こだわったところや難しかったところ、楽しかったところなどをお聞かせいただけますか?

撮影するにあたって、なるべくフクロウにストレスを与えないように、遠くから観察、撮影いたしました。

また、木の穴とフクロウの一体感、すっぽり感がわかるように正面から撮るようにしました。

さらに夕方ということで、夕陽、太陽の光が斜めから当たる瞬間を狙いました。


投稿主のTakさんはInstagram【Tak (Takya)〈@tak_tatata〉】でも素敵な写真を投稿されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪