東京メトロは28日、東西線南砂町駅の線路・ホーム増設へ向けた線路切替工事を実施するため、5月11~12日の2日間、東西線東陽町~西葛西間を終日運休とし、当日の運行計画について発表した。悪天候等で工事を実施できない場合は5月25~26日に延期する。

  • 運休期間中の他社線を利用したう回ルート

工事期間中、東西線は一部区間で運転本数を減らし、中野方面からの列車は東陽町駅、西船橋方面からの列車は葛西駅でそれぞれ折返し運転を行うとともに、西葛西~葛西間でも折返し運転を実施する。西葛西駅から西船橋方面を利用する場合は葛西駅で乗換えが必要になる。

工事期間中、「所要時間の大幅な増大と混雑が予想される」として、西船橋駅からJR総武線・京葉線、本八幡駅から都営新宿線、茅場町駅から東京メトロ日比谷線など、他社線を利用したう回も呼びかけている。期間中に限り振替輸送区間を拡大し、通常の対象路線の一部(JR総武線、JR武蔵野線、京成線、北総線)で対象区間を拡大するほか、東葉高速線、新京成線、東武線、JR常磐線の一部区間も振替輸送の対象区間とする。

振替輸送を利用する際、対象となる定期乗車券やきっぷ、一日乗車券などが必要。チャージ残額のみのIC乗車券は振替輸送の対象外となる。

  • 運休当日の東西線運行計画

  • 運休当日の東西線運行計画

  • 運休当日の振替輸送区間

  • 振替輸送の対象となる乗車券とならない乗車券

  • おもなう回ルート

  • 南砂町駅のレイアウトが変更される

なお、線路切替工事の完了後、5月13日始発から南砂町駅の駅出入口が変更され、新改札の供用を開始する。バリアフリー移動経路も変更される。