東京メトロは、丸ノ内線・南北線で使用するすべての電力を4月1日から水力発電由来の再生可能エネルギーに置き換え、CO2排出量ゼロで運行すると発表した。東西線でも家庭用太陽光発電の余剰電力の環境価値を調達し、使用する一部電力を実質再エネ化して運行する。
同社は2030年度にグループ全事業のCO2排出量50%削減(2013年度比)、2050年度に実質ゼロをめざしている。今回、東京電力エナジーパートナーが提供する水力発電由来の電力を供給する再エネメニュー「アクアプレミアム」を導入し、丸ノ内線・南北線で使用するすべての電力を再エネ化。年間で一般家庭の年間排出量約2万2,000世帯分に相当する約6万1,000トンのCO2を削減する。
東西線において、東京電力エナジーパートナーが提供する「再エネ企業応援プラン」を導入。家庭用太陽光で発電された余剰電力の環境価値を充てることで、使用電力の一部を実質再エネ化する。これにより、年間で一般家庭の年間排出量約170世帯分に相当する約466トンのCO2が削減される。