フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、ワケありの人々に手を差し伸べる夜の街のママを追った『居場所をくれたこの街で… ~夢と仲間とママチャリと~ 前編』を、10日に放送する。
東京・府中を中心に7店舗を経営するママ、高橋映子さん(45)は、銀座でも歌舞伎町でもないこの街に店を構えて12年。働くスタッフの数は150人以上になり、今では「府中でナンバーワン」と言えるほどになった。
映子ママの元には、様々な事情を抱えた人々が全国から集まってくる。18歳の時、3万円を手に新潟から上京してきた女性。多額の借金を抱えた60代の元常連客。周囲となじめず、職を転々としてきた男性…。
そんなある日、店のキャストが、未婚のまま出産を決意したことを知る。ママが彼女に特別な思いを抱くのには理由があった。実は自身もシングルマザーとして夜の街で働きながら子どもを育てた一人なのだ。ママは未婚の母になる彼女の居場所づくりに動き始める。
グループの業績が好調な中、ママの頭を悩ませているのが、唯一の赤字店である「歌って踊るアイドルに会えるコンセプトカフェ」。アイドルオタクならばうってつけと店長を任せたのは、人との関わりが苦手な37歳の男性社員だ。水商売の世界に飛び込むも、周囲となじめず、職を転々とする中で出会ったのが映子ママ。なんとかママの期待に応えようと策を練るものの、赤字は膨らむばかり。ついに、ママはタイムリミットを宣告することになる…。
府中の夜の街にたどり着き、それぞれの居場所を求めて奮闘するママと仲間たちの姿を、女優・清野菜名のナレーションで追っていく。
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