『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(※以後、『最高の教師』と表記)は2023年7月から日本テレビ系で放送されたオリジナルの連続ドラマです。松岡茉優が教師を、芦田愛菜がいじめられている女子高生を演じ、その衝撃的なストーリーから大きな話題を呼びました。
本記事では、同ドラマのキャストやあらすじ、主題歌などを紹介します。
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『最高の教師』のキャスト
ここからはドラマ『最高の教師』に登場する主要キャラを演じたキャストを紹介していきます。
九条里奈 / 松岡茉優
鳳来高校3年D組の担任。昨今の時流にあわせ、生徒に寄り添うことをやめた高校の化学教師。卒業式の日に担任生徒の誰かに突き落とされ、気がつくと1年前の過去にタイムリープしていた。
「新時代のサスペンス学園ドラマということで、新しい感覚の、新しい価値観を皆さんにお伝えできるように、頑張りますので受け取っていただけたら嬉しいなと思います。一生懸命、覚悟をもって撮影に挑みます。 生徒役として、教師役の俳優さんを見つめる、という景色は経験があるのですが、私自身、教師役は初挑戦なので心を込めて、九条先生とともに頑張りたいと思います」
鵜久森叶 / 芦田愛菜
鳳来高校3年D組に所属する真面目な優等生。その性格が災いしてかクラスメイトたちのいじめの標的にされてしまい、1学期の途中に不登校となってしまう。
「この作品は、私と同じ若い世代の方々にも、その若い世代を経験されてきた大人の方々にも、今まで言って欲しかった、聞きたかった言葉がたくさん詰まっているドラマになっているのではないかなと思います。九条先生の言葉や生徒たち一人一人が悩んで考えて成長していく姿に注目していただきたいです」
星崎透 / 奥平大兼
哲学的にさまざまなことを思考し、飄々とした雰囲気を漂わせた3年D組の男子生徒。クラスメイトたちからも、ミステリアスで何を考えているかわからないと思われている。
「同世代の方が大勢出る本格的な学園ドラマは初めてなので、それに対する楽しみと、緊張があります。高校を卒業してから2年ほど経つのでまた高校生活を過ごせるかと思うと楽しみです。星崎という役は、役作りをするというより、現場で感じたことをそのまま態度やセリフに出す役だと思うので、現場での芝居をちゃんと見て、楽しんで自分も芝居をできればなと思います」
相楽琉偉 / 加藤清史郎
鳳来高校を代表する問題児で、3年D組のボス的存在。中心となって鵜久森をいじめており、九条にも反抗的な態度をとる。常に自身の「楽しい」という感情を優先させ、不敵な笑顔を浮かべているが……。
「内容や役について、台本をいただくまで全く分からなかったのですが、いざ読んでみて、今この時代にこの作品で相楽琉偉として生きられることの喜びと責任を同時に感じました。僕が今までに経験したことのない、現代社会の一角を暗示するかのような役回りに、今はゾクゾクワクワクしています」
東風谷葵 / 當真あみ
成績優秀な3年D組の女子生徒。鋭い観察眼で今起きていることや大人たちを見ている。2周目の人生を送る鵜久森と友だちになり、自分の本心を彼女に告げる。
「学園ドラマに出演させていただく事が初めてなので、出演できると聞いた時は、とても嬉しかったです。台本を読んで、生徒一人一人と真っ直ぐ向き合い、今を変えようとする九条先生の姿に惹かれました。今後、東風谷葵が、どう九条先生や他の生徒の皆さんと絡んでいくのかが、とても気になってワクワクしています。生徒それぞれが何かに葛藤していたり、向き合っているものがあって、私もその1人である事を常に忘れないよう意識して、この作品に挑みたいと思います」
西野美月 / 茅島みずき
3年D組女子のリーダー的存在。ファッション業界の大物を父親に持ち、ルックスもスタイルもセンスもよいS級女子。プライドも高く、周囲の女子生徒を従える問題児。
「この約3年間は誰もが苦しんだ日々だったと思います。私自身も長崎から一人で上京し、不安な中で制限された高校三年間を過ごしました。この春高校を卒業した私が、また制服を着て、同世代の役者の皆さんと切磋琢磨できる日々をとても楽しみにしています。いつか私の人生を振り返った時に、とても尊い日々だったと思える濃い4カ月にしたいです。観てくださった方の背中を押せるような、明日から前を向いて生きていこうと思えるような素敵な作品をお届けできるように精一杯頑張ります」
九条蓮 / 松下洸平
九条里奈の夫。里奈の1度目の人生では彼女と離婚したが、2度目の人生では彼女と本心で話し合うようになり、強い味方となる。
「松岡さんとはこの作品が初めての共演になります。映画やTVでずっと拝見していたので、ご一緒させて頂くのが嬉しいですし、楽しみです。難しい役どころが多い作品だと思うのですが、みなさんの足を引っ張らないように、監督と話し合いつつ、僕も一生懸命頑張ります」
阿久津由利 / 藤崎ゆみあ
3年D組生徒で、学年ベスト5に入る超優等生。東風谷と仲がよく、2人で鵜久森の味方となる。アニメが好きで、よく寝坊や遅刻をしている。
「私が演じる阿久津由利は、私自身と似ているところがあるので、この役を生きられることにワクワクしますし、九条先生や3年D組の生徒との関わりを経て、どのように成長していくのか楽しみです。ドラマ出演は初めてなので、経験ある先輩方から多くのことを学び、熱い物語を作っていきたいです。ひたむきに走り続けて行くので、よろしくお願いします!」
生田やよい / 莉子
ダンス部に所属する3年D組生徒。プライドが高めで、ダンス発表の機会でもある文化祭のステージに情熱を傾けている。
「『凄いドラマに出演させていただく』と率直に感じました。毎話、予想もつかない展開が待っていてあっという間に3年D組の世界に引き込まれています。同世代の皆様とご一緒できる機会なのでたくさんのことを吸収し、学ばせていただきながら3年D組の生徒としてしっかりと生きていきたいです」
江波美里 / 本田仁美
3年D組の問題児の一人。さみしがり屋で、常に誰かと一緒に行動し相手に認めてもらうことで、自分の居場所を作ろうとしている。
「人生のうちのたった数年しかない貴重な学生時代を自分はどう過ごしていたのか、もし自分が同じような場に居合わせていたとしたら……と台本を読み、考えさせられるものがたくさんありました。私自身まだまだ経験不足で未熟者ですが、本気で作品と向き合い、たくさん悩んで考え、自分自身も大きく成長できる3カ月間になればいいなと思います。脚本に込められた想いを、さまざまな世代の皆さんにお届けできるよう、強い意志と覚悟を持って精進してまいりますので、ぜひ楽しみに待っていてください」
迫田竜輝 / 橘優輝
野球部を17時間で退部したという伝説を持つ3年D組の問題児。好戦的なところもあるが、相楽の様子を心配するなど、友人思いの部分もある。
「僕が演じる迫田という役柄は問題児で自分勝手な人間ですが、きっと行き場のない不満や怒りがあるからこそ、人に当たったり自分を強く見せたりしているんだろうなと思いました。SNSが発達している現代において、日々変わっていく常識や価値観に疑問を持っている人にぜひ観てもらいたいです。同世代の俳優の方々とお芝居が出来るのは自分にとって刺激的で、作品の一員として一生懸命挑みますのでぜひ注目してください」
栖原竜太郎 / 窪塚愛流
バンド活動をしている3年D組の生徒。人付き合いが得意で、学校内外でも顔が広い。世界はイージーだと考えているが、傷つくことを恐れてもいる。江波美里に思いを寄せる。
「3年D組の1人として出演させて頂ける喜びと熱情を持ち、この作品が掲げる想いと共に、今生きている全ての人々の核に突付け「目を背けていた事」、「忘れようとしていた感情」他にも挙げればキリがないほどある現代社会に“周りがしているから”と言う弱音を吐く人が減っていく世界を創るために、窪塚愛流として“栖原竜太郎”として全力で芝居します。よろしくお願いいたします」
瑞奈ニカ / 詩羽
プロとして音楽活動をしている3年D組の生徒。独自のスタイルを貫く自由人であるがゆえに、少しクラスでは浮いているが、本当は学生らしい青春も送ってみたいと思っている。
「人生で初めて連続ドラマに参加させていただきます。失敗も成功も、一度しかない“初めて”でたくさん経験させていただこうと思っています。今を生きる皆さんと一緒に、私も悩み必死にぶつかってこの日々を過ごします。たくさんの方に、このドラマのメッセージが届くことを願っています」
渡会華 / 田中美久
3年D組の女子生徒で、天然のハッピー女子。文化祭のステージでは司会を務めた。学校では明るいが、家では暗いらしい。
「この作品に正面から向き合って学んでいきたいと思ってます。最後まで弱音を吐かないことを目標に自分らしく前向きに頑張ります! 3年D組のメンバーだからこそ生み出せる作品を作るぞー!」
浜岡修吾 / 青木柚
江波美里の幼なじみで、栖原竜太郎のバンド仲間でもある男。一見、愛想のよい好青年だが、その裏ではマッチングサイトを運用しており、美里を利用しようとたくらんでいた。
「自分が学生の時に見つけられなかった言葉を、この脚本の中に見つけた気がします。そして“いま”を色濃く映す作品に携われること、光栄に思います。浜岡という男は、何を目的に、どう物語に関わっていくのか。学校の外側から先生や生徒役のみなさんと対峙するのは、刺激的で高鳴るものがありました。この作品が、誰か自身の言葉となり、そばで光り続けるものであればよいなと思います」
勝見夏穂 / サーヤ
九条里奈の親友で、常に里奈を支え、明るく励ましている。かつてピアノを習っており、文化祭では瑞奈ニカの伴奏を務めた。
「私が演じる夏穂は、自由の化身です。言葉遣いは雑だけど芯を食っている。投げ方は滅茶苦茶なのに一番正確に矢が的に当たるような所があります。セリフについて、監督が私を想定して当て書きしてくださったと聞きました。実際に演じていて何の違和感もありません。ほぼ朝方のハイになっている私です。なぜバレているのでしょうか。とにかく夏穂のお芝居をする時間が楽しいです。全話でギャラクシー賞狙います」
早乙女智美 / 森田望智
九条里奈と勝見夏穂の友人で、彼女たちが通う居酒屋「べすとほっぷ」の店長。「べすとほっぷ」には鳳来高校の生徒や浜岡修吾らも来店している。
「学園ドラマに出演することが夢でしたが、もちろん憧れの生徒役ではありませんでした(笑)。現場では真正面から生徒役の方と向き合っていると、熱くて強くてピュアな気持ちに刺激を受ける瞬間が何度もあります。その瞬間を過ごせる事が今は最大の幸せです。読むたびに奥底の感情に刺さる脚本は、私が学生時代に出会いたかった言葉の宝庫です。そんな言葉たちが力強く、温かく、皆さんに広がりますように」
『最高の教師』のあらすじ
鳳来高校3年D組で担任を務める化学教師の九条里奈は、卒業式の日、3年D組の生徒の1人に吹き抜け廊下から突き落とされる。やがて地面に叩きつけられそうになった彼女は、次の瞬間、1年前の始業式の日にタイムリープしていた……。2度目の人生を送ることになった彼女は、クラスが抱える問題と全力で向き合い、未来を変えていくという覚悟を決める。そんな彼女を、1度目の人生で自ら命を絶った女子生徒・鵜久森叶がまっすぐな目で見つめていた……。
『最高の教師』の主題歌
『最高の教師』の主題歌は、菅田将暉が歌う『ユアーズ』です。このドラマのために書き下ろされた楽曲で、菅田将暉自身とKNEEKIDSのKohei Shimizuが作詞作曲、トオミヨウが編曲を担当しています。『ユアーズ』のMVには、劇中で生徒の阿久津由利を演じた藤崎ゆみあも登場しました。
菅田が以前に主演したドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』のプロデューサーと監督が、ドラマ『最高の教師』を手がけていることからこの楽曲提供が実現したと言われています。
『最高の教師』はどこで見られる?
『最高の教師』は2023年9月に最終回を迎えましたが、Huluでは2024年3月時点でディレクターズカット版を含めた全10話を視聴可能です。また、Huluオリジナルストーリー『拝啓、大人になる貴方へ』も見られます。
ドラマ『最高の教師』の教師や生徒を一覧で紹介しました
本記事ではドラマ『最高の教師』のキャストやあらすじ、主題歌を紹介してきました。
主人公の教師・九条里奈が殺されそうになった後、1年前にタイムリープして真犯人を突き止めようとする――。その斬新なストーリー設定と犯人捜しをする過程の謎解きで話題となった同作品。まだ見たことがないという方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?