高校の体育祭や文化祭、球技大会などで、オリジナルクラスTシャツを作ろうとお考えの方も多いでしょう。Tシャツは背面にも「背ネーム」と呼ばれる文字やデザインを印刷できますが、これがセンスの見せ所であり、何を入れようかの悩み所でもあります。

本記事では現役高校生におすすめの、クラスTシャツの背ネームに使えるアイデアを一覧で紹介。そもそも背ネームとは何なのかや、背ネームを決める際のポイントもまとめています。

  • 高校生向け背ネームのアイデア・ネタ一覧

    青春を彩る背ネームのアイデアや、背ネームを決めるときのポイントなどを紹介します

高校生向け背ネームのアイデア・ネタ一覧

早速、高校生におすすめな背ネームのアイデアや、定番ネタを紹介しましょう。

自分を表す一言や二つ名

背ネームに、自分を表す言葉や好きな言葉を入れ込んだり、本名とは異なる呼び名である二つ名を入れ込んだりするのは定番です。

一人一人の個性を出せるのが大きな特徴です。

【自分を表す一言や二つ名の例】

  • ○○大王/○○女王(例:爆笑、熱血など)
  • ○○の鬼(例:自主練、早口言葉、バイトなど)
  • □年□組の守護神
  • 自称○○(例:サッカーの申し子、□□高一のタフ野郎など)
  • ○○系男子/○○系女子
  • 永遠の○○(例:13歳、幼稚園児、イヤイヤ期など)

普段のニックネームや愛称を入れ込むのはもちろん、上記のようなユニークな二つ名を入れ込むのも面白いはず。

インパクトのあるTシャツを作りたい、唯一無二のクラスTシャツを作りたい、オリジナリティーを出したいとお考えの方にぴったりです。

女子の仲良しペアにおすすめのかわいい言葉

背ネームに、大好きな女友達やイツメンとのおそろいの言葉・フレーズを入れるのもおすすめです。

【女子の仲良しペアにおすすめのかわいい言葉例】

  • チーム○○(2人を象徴する言葉を入れ込む)
  • 全力○○ガール(2人を象徴する言葉を入れ込む)
  • 〇〇(自分の名前) & ××(相手の名前)
  • 〇〇しか勝たん/××しか勝たん(それぞれ相手の名前を入れ込む)
  • 〇〇LOVE/××LOVE(それぞれ相手の名前を入れ込む)
  • 〇〇××(2人の名前の頭文字を2文字ずつ合わせてユニット名のようにする)
  • 大好き→/←知ってる

2人を象徴する言葉やフレーズを使った「チーム○○」や「全力○○ガール」は、オリジナリティーたっぷりなTシャツになりますね。

さらに、2人の背ネームを組み合わせることで初めて完成する「大好き→/←知ってる」なども、仲間と内輪で盛り上がる背ネームとして人気がありますよ。

男子の仲良しペアにおすすめの面白い言葉

男子の仲良しペアには、面白い言葉やフレーズを入れ込んだペアTシャツがおすすめ。

【男子の仲良しペアにおすすめの面白い言葉例】

  • 人類最強の〇〇その1/人類最強の〇〇その2(例:男、高校生など)
  • 〇〇一のイケメン/〇〇で2番目のイケメン(例:テニス部、野球部、クラス名など)
  • 考えるな/感じろ
  • 焼肉/定食
  • ばかやな→/←あほやな
  • 会いたくて震える/勝手に震えとけ

普段使わないような面白いフレーズやちょっとした自虐ネタ、そしてインパクトのあるおもしろフレーズが人気です。

1つの言葉を2つに分けたり、2人の掛け合い風のフレーズにしたりするのもいいでしょう。

カップル向けの言葉

カップルにおすすめなのが、二人の絆を表す言葉です。

【カップル向けの言葉例】

  • 〇〇しか勝たん/××しか勝たん
  • 〇〇にゃんLOVE/××にゃんLOVE
  • 来世も××の旦那になる/来世も〇〇の嫁になる
  • since □□(付き合った記念日を入れ込む)
  • 尻に敷かれてます/尻に敷いてます

カップルのそれぞれの名前を入れ込んだり、2人が並ぶと言葉やデザインが成立したりするものが定番。二人のお気に入りの言葉を入れ込むのもおすすめです。

夫婦漫才のような掛け合いも面白いでしょう。

四字熟語

四字熟語は、パッと見で意味が分かりやすく、インパクトのある仕上がりになるため、背ネームとしておすすめです。

【四字熟語の例】

  • 一致団結(いっちだんけつ)
  • 空前絶後(くうぜんぜつご)
  • 百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
  • 先手必勝(せんてひっしょう)
  • 電光石火(でんこうせっか)
  • 切磋琢磨(せっさたくま)
  • 疾風雷神(しっぷうらいじん)
  • 風林火山(ふうりんかざん)
  • 獅子奮迅(ししふんじん)
  • 一騎当千(いっきとうせん)
  • 泰然自若(たいぜんじじゃく)
  • 千変万化(せんぺんばんか)
  • 十人十色(じゅうにんといろ)
  • 百花繚乱(ひゃっかりょうらん)
  • 花鳥風月(かちょうふうげつ)

四字熟語はとても多いため、次のポイントに注目して選ぶのがおすすめです。

  • ポジティブな意味合いであるか
  • クラスの目標や雰囲気を反映しているか
  • 意味や響き、漢字などがかっこいい、またはユニークか

前向きで強い意気込みや、クラスの雰囲気を表す四字熟語を選びましょう。

ことわざ

クラスのスローガンや目標にマッチしたことわざ、そしてそれぞれのクラスメイトが好きなことわざを入れ込むのも人気です。

【ことわざの例】

  • 縁の下の力持ち
  • 笑う門には福来たる
  • 七転び八起き
  • 能ある鷹は爪を隠す
  • 勇将の下に弱卒なし

また、ことわざを面白くアレンジするのもおすすめです。

  • 石の上にも3年〇組
  • 〇〇いれば憂いなし(担任の先生やクラスのリーダーの名前を入れ込むなど)
  • 出る杭は打たれない

ことわざも四字熟語と同じく、短い言葉に深い意味が込められているため、文字数制限のある背ネームにぴったり。ぜひクラスやその人を象徴することわざを探してみましょう。

アニメ・漫画の名言

人気のアニメや漫画のキャラクターのセリフ・名言を背ネームに入れ込むアイデアもあります。

【アニメ・漫画の名言例】

  • 私の戦闘力は530000です(『ドラゴンボール』)
  • わが生涯に一片の悔いなし(『北斗の拳』)
  • 全集中の呼吸(『鬼滅の刃』)
  • 生き様で後悔はしたくない(『呪術廻戦』)
  • ひよってるやついる?(『東京卍リベンジャーズ』)
  • 海賊王に俺はなるっ!(『ONE PIECE』)
  • だが断る(『ジョジョの奇妙な冒険』)
  • バルス(『天空の城ラピュタ』)
  • ボールはともだち(『キャプテン翼』)
  • これでいいのだ(『天才バカボン』)

昔からの定番のフレーズを入れるのもいいですし、その時に流行っている漫画やアニメのセリフを入れ込むと、キャッチーな背ネームに仕上がるでしょう。

推しの名前

好きなアイドルや芸能人、アニメや漫画の主人公など、自分の推しの名前を入れ込み、推しアピールをするのもおすすめですよ。

【推しの名前を入れた例】

  • 〇〇しか勝たん
  • 〇〇派
  • 〇〇が酸素
  • 来世は〇〇
  • ◯◯に沼落ち
  • 〇〇依存症
  • 〇〇の嫁(旦那)
  • 〇〇が優勝
  • 〇〇が神
  • 〇〇命
  • #〇〇
  • #〇〇で検索

ハッシュタグ(#)を入れ込んだSNS風デザインも人気があります。

韓国語

近年、K-POPや韓流ドラマ、韓国ファッションなどが流行していることから、韓国語のおしゃれな背ネームも人気があります。

【韓国語の背ネーム例】

  • 최고(チェゴ/最高)
  • 최강(チェガン/最強)
  • 친구(チング/友達)
  • 사랑해(サランヘ/大好き・愛している)
  • 대박(テバック/やばい)
  • 가장(カジャン/一番)

好きなアーティストの名前をハングルで書いたり、自分の名前をハングルで表現したりするのもおすすめ。パステルカラーやネオンカラーを取り入れることで、より韓国風に仕上がります。

Tシャツはゆるっと着られるオーバーサイズを選ぶと、おしゃれにキマるでしょう。

流行語

SNSなどをチェックして、その時の流行語を入れ込むのもおすすめです。

【流行語の例】

  • かわちい(「かわいい」の意味)
  • てぇてぇ(「尊い」の意味)
  • 目指すはアレ(プロ野球・阪神タイガース監督の言葉「アレ」をアレンジ。「アレ」は「優勝」の意味)
  • ヤー! パワー!(なかやまきんに君の言葉)
  • 優勝します。知らんけど(関西弁で断定を避ける「知らんけど」をアレンジ)

上記は、2022年~2023年頃に特に流行った流行語です。トレンドを意識したフレーズや言葉を見つけて、必要に応じてアレンジしつつ、クラスTシャツに組み込んでみましょう。

そもそも背ネームとは

  • そもそも背ネームとは

こちらでは、そもそも背ネームとはどのようなものかについて詳しく解説します。

背ネームとはクラスTシャツの背中部分に入れる文字、デザインのこと

背ネームとは、体育祭や文化祭といった学校イベントで着用するクラスTシャツの背中部分に入れる、文字、デザインのことです。

クラスTシャツは、クラスの団結力を高めるためのアイテムとして人気があります。そこに背ネームを入れることで、より気分を盛り上げることができるのです。

特に、表のデザインはクラス全員で同じデザインに統一しつつ、一人一人違う背ネームにすることで、一体感を出しつつも各々の個性を光らせるのが人気なようです。

クラスTシャツによくある背ネームを含むデザイン

定番の背ネームデザインには、例えば以下のようなものがあります。

  • 名前と背番号(出席番号)のシンプルなユニフォーム風
  • クラスのスローガン入り
  • クラス全員の名前入り
  • 担任の先生の名前入り
  • 各人に合わせた一言入り

それぞれのクラスを象徴するものに仕上げるためにも、クラスでどのような言葉・デザインにするかをよく話し合いましょう。

クラスTシャツに入れる背ネームを決める際のポイント

  • クラスTシャツに入れる背ネームを決める際のポイント

クラスTシャツに入れ込む背ネームを決める際に、注意すべきポイントをいくつか紹介します。

文字数は適切か

言葉やフレーズを入れ込む場合は、文字数に注意しましょう。文字数が多すぎると、横幅を縮小しなければならず、文字がつぶれてしまう恐れがあります。文字数は10文字程度が一つの目安です。

注文先によっては、入れられる文字数が決まっている場合もあるので、ルールに従いましょう。

遠くからでも目立つデザインか

背ネームは、遠くからでも目立つデザインであることも重要なポイント。細かく繊細なデザインの場合は、せっかくこだわってデザインしても遠くから目立ちにくくなってしまいます。

目立つカラーやフォントを使ったり、文字を大きめにしたりして、読みやすく、かつオリジナリティーのあるデザインにしてください。

Tシャツとデザインの相性がいいか

Tシャツのデザインとプリントのデザインがマッチしているかも確認しましょう。特に、背ネームのデザインとTシャツのカラーがマッチしているかはとても大切なポイント。ただし、色がなじみすぎると文字が読みづらくなるので注意が必要です。

クラスのテーマカラーや、ネオンカラーといった目立つ色も取り入れつつ、おしゃれな一枚に仕上げてください。

誤字脱字がないか

注文する際は、誤字脱字がないかを必ず確認してください。特に名前の誤字や、英語のつづり間違いなどはよくある間違いです。修正には時間や費用が発生してしまうため、注意が必要です。

注文先によっては、注文後のデザイン変更ができない場合もあります。事前にしっかりと確認しましょう。

誰かを傷つける、不快にさせる言葉ではないか

背ネームに、着る本人が嫌がる言葉を無理やり入れさせるのは絶対に避けましょう。

また自分が入れた言葉によって、それを見た誰かが傷つくことがないように配慮しなければなりません。自虐ネタを取り入れたデザインも人気ですが、行き過ぎた内容にならないように注意する必要があります。見る人が不快になるような残酷な言葉や下品な言葉も避けましょう。

背ネームにこだわって、オリジナリティーあふれるクラスTシャツを作ろう!

クラスTシャツの背ネームは、こだわればこだわるほどオリジナリティーが出て、クラスの団結力を高められるアイテムです。あだ名や二つ名を取り入れたものに、好きなことわざ・四字熟語を取り入れたもの、さらに流行語や推しの名前を取り入れたものなど、さまざまなアイデアがあります。

背ネームを考える際は、文字数や誤字脱字、さらには誰かを傷つけるような内容でないかを確認することが大切です。

こちらの記事で紹介した背ネームのおすすめアイデアを参考にしながら、すてきなクラスTシャツを作成しましょう。