JR東日本高崎支社は20日、「SLレトロぐんま桐生」「ELレトロぐんま桐生」を3月24・30日に高崎~桐生間で運行すると発表した。桐生駅で接続するわたらせ渓谷鐵道とのコラボレーションも行われ、「SLレトロぐんま桐生」と接続する臨時列車が運行される。

  • 蒸気機関車C61形20号機。3月24・30日の「SLレトロぐんま桐生」「ELレトロぐんま桐生」に使用される

「SLレトロぐんま桐生」は高崎発桐生行、「ELレトロぐんま桐生」は桐生発高崎行とされ、蒸気機関車(SL)C61形20号機・旧型客車・電気機関車(EL)の編成で運行予定。「SLレトロぐんま桐生」は高崎駅9時47分発・新前橋駅10時1分発・前橋駅10時26分発・伊勢崎駅11時13分発・桐生駅11時55分着、「ELレトロぐんま桐生」は桐生駅14時7分発・伊勢崎駅15時5分発・前橋駅15時43分発・新前橋駅15時50分発・高崎駅16時4分着となる。

「SLレトロぐんま桐生」の停車駅で出迎え等のおもてなしも行われる。前橋駅では3月24日に前橋文化服装専門学校の生徒による着物をリメイクした和風衣装での出迎え、3月30日に地元関係者による大正ロマンスタイルの装いでの出迎えを実施。両日とも創業130年の赤城フーズによる「カリカリ梅」の配布(数量限定)も予定している。

伊勢崎駅にて「ChaCha Children Isesaki」の園児による出迎えも実施(3月30日のみ)。桐生駅では「桐生八木節連絡協議会」「桐生八木節キャンペーンスタッフ」による八木節上演と、桐生市マスコットキャラクター「キノピー」による出迎えが予定されている。3月24日の「ELレトロぐんま桐生」出発時(13時52分頃から14時7分頃まで)、桐生市長と桐生駅長による出発合図と八木節上演による見送りも行われる。

  • おもてなしイメージ

  • 神戸駅の花桃(開花状況は気象条件によって変化する)

「SLレトロぐんま桐生」の到着に合わせ、わたらせ渓谷鐵道の臨時列車「快速SL連絡花桃号」(桐生駅12時30分発・神戸駅13時27分着。往路のみ)も3月24・30日に運行される。桐生駅で「SLレトロぐんま桐生」から乗り継げる列車となっており、神戸駅で約300本の花桃の木を眺められる。花桃は例年、3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えるという。