あんぱんやクリームパン、ジャンボむしケーキなどでお馴染み"キムラヤのパン"を販売している木村家グループ。

140年以上の歴史を誇る名店が、なんと銀座の一等地で焼きたてパンの食べ放題を実施しているらしい。

  • 『銀座木村家』のあんバター(320円)

しかもほぼすべての単品料理にパンの食べ放題サービスがついており、その値段は料理とセットで最安1500円。1階のベーカリーで売られているあんバターパンの値段が320円であることを考えれば、相当におトクな価格なのである。

どんなパンが食べられるのか気になりすぎたので、木村家のパン食べ放題にさっそく挑戦。コスパやパンの味わい、総合的な満足度などを率直にレポートしていくぞ~!

140年以上続くパンの名店『銀座木村家』

今回訪れたのは、銀座駅から徒歩1分の位置にある『銀座木村家』。高級店が軒を連ねるアクセス抜群の立地であり、土地代いくらだろう? とか思ってしまう。

店先をふと見ると、さっそく"パン食べ放題”と書かれた看板を発見! 焼きたてパンが並ぶ1階を横目に洋食グリルのある3階にあがると、すでに長蛇の列ができていた。

オープンからわずか20分後の11時20分にもかかわらず、並んでいる組の数は10以上。休日のせいもあるだろうが、この人気もパン食べ放題のせいなのか……?

ビーフシチュー&ハンバーグの『ペアプレートA(パン食べ放題付き)』

受付用の紙に名前を記入し、待つこと約1時間。パンが焼けるこんがり甘い香りがしてきて早く食べたい……! と我慢の限界が来そうなころ、名前を呼ばれて入店できた。

腹が減ったので、食べ放題のパンだけでなく、メインの料理もがっつり食べたい気分。

そんなわけで、木村家の一番人気であるビーフシチューとミニサイズのハンバーグを楽しめる『ペアプレート A』(2,080円)を選択した。

なお、いずれの料理にもパン食べ放題のサービスはついているため、「とにかくパンを食べまくりたい」人には、安くてカロリー低めの『シーザーサラダ』(1500円)をおススメしたい。

店員さんが声をかけてくれたのでペアプレートAを注文したところ、1〜2分で料理が席に到着。料理が運ばれてきたのとほぼ同時にパンが入ったカゴを持った店員さんも来てくれたので、入店してからの待ち時間はほぼゼロだ。

F1のタイヤ交換並みの提供の速さにさすがにびっくりしているが、小さいお子さんがいるご家族や、とにかく腹が減った筆者からすれば嬉しい誤算。さっそくパンと料理を食べていくぞ〜!!

甘い系から食事パンまで!! 10種類&小さめカットで飽きずにウマい

カゴの中に入っていたパンの種類は、レーズンやほうれん草、クルミとチーズのパンなど計7種類。

後に回ってきた店員さんのカゴにはこの他に3種類のパンが入っており、全部で10種類のパンが提供されていた。

  • 1皿目はクルミとチーズ、ニンジン、ラムレーズン、オレンジレーズンの4つをチョイス

はじめに選んだパンは、クルミとチーズ、ニンジン、ラムレーズン、オレンジレーズン、の計4つ。

  • クルミとチーズ

クルミとチーズには大きなクルミがゴロゴロ入っており、ほんのり塩気のあるチーズとの相性が最高。パリッとした皮ともちもちの生地もかなーりウマい……!

  • にんじんのパン

にんじんのパンはほんのり甘く、いくらでも食べたくなるフワッフワの食感。

皮はサクッと焼き上げられていて、食事にも3時のおやつにも合いそうなにんじんの素朴な味わいを生かしたパンになっている。

  • オレンジレーズン

オレンジレーズンはオレンジの酸味が想像以上に効いており、ジャム塗ったんだっけ? と思うほどほど爽やかな味。

  • ラムレーズン。無料のホイップバターをつけてみた

ラムレーズンはふかふかの生地に大粒のレーズンが惜しげもなく入っていて、無料でもらえるホイップバターをつけるとコクが足されてウマすぎる……。

ハード系パンのクルミとチーズ、オレンジレーズンはペアプレートのビーフシチューとも相性バツグン。なお、このビーフシチューは厚みがあってプリプリの肉も使われているので単品でも当然美味だ。

ハンバーグは肉がぎゅっと詰まっていて、脂の旨みがスゴい。赤身の甘みも楽しめる、昔ながらのシンプルで飽きのこない品だった!

食べたパンは計17個…『ビーフシチュー』単品がおススメかも?

  • 2皿目はオリーブ、コーン、ほうれん草、あんぱんの生地を使った甘いパン

1皿目のパンを食べ終え、2皿目ではオリーブ、コーン、ほうれん草、あんぱんの生地を使った甘いパン、をゲット。

あんぱんの生地を使った甘いパン、は正式名称ないのかい! とつっこみたかったが、店員さんが丁寧に「あんぱんの生地を使った甘いパンです」と説明してくれたのでこの名前のまま進めることにする。

  • 特に好みだったコーンのパン

  • こちらもお気に入り、あんぱんの生地を使った甘いパン。名前が直球すぎる

4種の中でも特に好みだったのは、コーンのパンと、あんぱんの生地を使った甘いパン。

どちらも生地がふんわり柔らかく、噛むたびに小麦のやさしい甘みを感じられる。

食事系から菓子系まで用意されているとは、ホントに食べ放題?と疑いたくなる充実したラインナップ。

なお、選べるパンの中にはシンプルなバケットもあり、純粋にメインの料理を楽しみたい人にも配慮されていた。

  • 3皿目で選んだのは、プレーン、ニンジン、オレンジレーズン

3皿目で選んだのは、プレーン、ニンジン、オレンジレーズンの3種。プレーンは2皿目で取ったほうれん草と同じもっちりした食感で、これまたビーフシチューと合いすぎる……!

が、12個のパンを食べ終え、腹が6分目くらいになってきた……、と思ったところで一点問題発生。ほとんどのパンがビーフシチューとあわせるとより美味なため、ハーフサイズのビーフシチューでは足りないのだ。

4つくらい入っていた肉がほぼ尽き、器が少し寂しい雰囲気に……。しかも、パンの柔らかい食感に慣れた舌の気分転換にぴったりの歯ごたえのあるブロッコリーやニンジンも残り少ない。

正直ハンバーグは質感が「ふわじゅわ」の一択のみで変化がやや乏しいため、ペアプレートではビーフシチューを食べ終えてしまうと食感の面で飽きが来る可能性がありそう。

パンとメインの料理のコンビを思う存分楽しみたい人には、『ビーフシチュー』単品を勧めたい。

  • 4皿目には、クルミとチーズ、コーンのパン、ラムレーズン

4皿目には、クルミとチーズ、コーンのパン、ラムレーズンをチョイス。焼きたてのためどのパンもフワッとしてはいるのだが、やはり口の中の水分を持っていかれるため柔らかいパンに手が伸びる。

  • ラストの5皿目はほうれん草と、三度目となるラムレーズン

そして、最後となった5皿目ではほうれん草と、三度目となるラムレーズンを選択。比較的大食いの筆者だが、計17個のパンをいただき、2080円のランチとは思えないほど腹がパンパンになったぞ……。

木村家のパン食べ放題、コスパを真面目に計算すると?

約1時間ほど楽しみ、2080円だった銀座木村家のパン食べ放題。

銀座の一等地でミニハンバーグとビーフシチュー、生野菜のサラダが盛られた『ペアプレートA』と17個のパンを食べたことを考えると、すでにコスパが良い雰囲気は漂っている。

食べ放題パンの1個(1ピース)の値段を計算すると、1階のベーカリーで売られていた3個入りで450円の『コーンブール』では75円、1斤640円の『ラムレーズンブレッド』では40円。 ※コーンパン1/2個を1ピース、ラムレーズンブレッド8枚切の1/2を1ピースと仮定

平均をとると食べ放題パン1個の値段は57.5円であり、筆者が食べた17個分の値段は約978円。『ペアプレートA』が1102円で食べられたことを考えると、やはりコスパは良好だといえそうだ。

なお、最も安い『シーザーサラダ』で考えれば、シーザーサラダ分の値段はなんと522円。ザギンのランチにしては安すぎないか……!?

銀座木村家の食べ放題、並びはするが満足度大

名店の焼きたてパンを、充実したサービスの中で好きなだけ楽しめた銀座木村家のパン食べ放題。

列に並んで空腹と戦うのは辛かったが、パンが入ったカゴを席まで持ってきてくれる店員さんや、想像以上にリッチなクオリティだったパンのことを考えれば満足度はかなり高い。

銀座木村家のパン食べ放題は、3階の洋食グリルで土日祝と平日、ランチとディナーを問わず実施中。平日が難しい方も、ぜひお出かけついでの食事に銀座の木村家を利用してみてはいかがだろうか。

銀座木村家

住所:東京都中央区銀座4-5-7
営業時間:10:00~20:00
定休日:無休(大晦日・元旦を除く)