JR西日本とJR九州は、割引きっぷなどの見直しについて発表した。山陽・九州新幹線をお得に利用できる「スーパー早特きっぷ」「スーパー早特21」は、4月1日乗車分から価格を引き上げる。

  • 山陽・九州新幹線「みずほ」「さくら」などに使用されるN700系

乗車14日前までの購入で山陽・九州・西九州新幹線をお得に利用できる「スーパー早特きっぷ」は、設定される16区間で価格を引き上げる。博多(福岡市内)~新神戸(神戸市内)間・博多(福岡市内)~新大阪(大阪市内)間は現行の1万1,690円から1万3,100円に。鹿児島中央~新神戸(神戸市内)間・鹿児島中央~新大阪(大阪市内)間は現行の1万6,970円から1万9,510円に値上げされる。

乗車21日前までの購入で山陽・九州新幹線をお得に利用できる「スーパー早特21」は、設定される4区間で価格を引き上げる。熊本~新神戸(神戸市内)間・熊本~新大阪(大阪市内)間は現行の1万2,470円から1万4,340円、鹿児島中央~新神戸(神戸市内)間・鹿児島中央~新大阪(大阪市内)間は現行の1万4,700円から1万6,900円に値上げされる。

JR西日本、16種類のきっぷで発売額・設定区間など見直し

JR西日本はその他にも、「eきっぷ」「eチケットレス特急券」「J-WESTチケットレス」など16種類のきっぷについて、3月16日から対象列車や発売額・設定区間を見直すとしている。一部商品は智頭急行の運賃改定にともない、4月1日以降も発売額を見直す。「松江・出雲ミニぐるりんきっぷ(e5489オプション)」と「宮島・安芸路ミニぐるりんパス」は3月31日で販売を終了。「新潟自由席往復きっぷ」は、4日間用を3月11日、6日間用を3月9日で販売終了する。

2月16日から、JR西日本グループの共通ポイント「WESTERポイント」と関連した新たなきっぷを発売。所定の価格の約50%相当の「WESTERポイント」数で利用できる乗車券・料金券が一体になったきっぷ「WESTERポイント特典きっぷ」は、北陸新幹線金沢~敦賀間開業を記念し、新たに北陸方面が設定される。同じく所定の価格の約50%相当の「WESTERポイント」数で利用できる料金券型チケットレスサービス「WESTER ポイント特典チケットレス」は、新大阪~城崎温泉・白浜間などが新たに設定される。

EXサービスを購入し、特急列車を乗り継ぐ場合に便利な「(EXサービス限定)乗継チケットレス特急券」は、新たに京都駅、新大阪駅、姫路駅、岡山駅の新幹線駅に接続する一部特急列車を設定する。