Amazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』(全8話)が、2月9日より2週にわたって世界独占配信される。このたび、主演・プロデューサーである大沢たかおをはじめ、玉木宏、水川あさみ、中村倫也らキャスト&制作陣のインタビューを交えたメイキング映像が公開された。あわせて、潜水艦の“リアル”を徹底的に追求したシーンの場面写真とメイキング写真も公開された。
1988~96年に『モーニング』(講談社)で連載された大ヒットコミック『沈黙の艦隊』(作・かわぐちかいじ氏)を原作として実写化され、昨年秋に劇場公開された映画『沈黙の艦隊』。ドラマ版では、劇場版の物語に未公開シーンを加え、その後、東京湾に舞台を移して勃発する大海戦のクライマックスまでを描く。
メイキング映像には、壮大なスケールで描かれる『沈黙の艦隊』を世界中に届けるべく並々ならぬ覚悟で行われた撮影の裏側が映し出されている。日米政府が極秘で開発した原子力潜水艦「シーバット」を乗っ取り、独立国「やまと」を宣言した海江田四郎を演じた大沢たかおは、本作を世界へ発信するエンターテインメントとして企画立案したプロデューサーも兼務しており、「挑戦とか初めてづくしでしたが、それぐらい我々がトライしないと、お客さんが喜んでくれない時代ですから。現場は大変でしたが、その時に自分たちのできることは、全部やり尽くしたと思います」と本作への意気込みを明かした。
過去の出来事から複雑な感情を抱きつつも海江田を追う海自ディーゼル潜水艦「たつなみ」の艦長・深町洋を演じた玉木宏も、「主演として、プロデューサーとして、大沢さんのこの作品に対する気持ちの大きさをひしひしと感じました」として撮影中のエピソードを存分に語っている。
潜水艦内でのリアルな動きを表現するために、動線やヘッドホンの使い方など些細なことでも海上自衛隊の潜水艦乗組員に所作指導を受けるなど、リアルな描写を追求し熱意を持って挑む大沢の姿も映し出されている。
『水曜日が消えた』(20)や『ハケンアニメ!』(22)でタッグを組んだ中村倫也が「独創的なアイディアがあって唯一無二の存在」と全幅の信頼を置く吉野耕平氏は、本作の監督を務めるにあたって「沢山の面白さが詰まった人気原作を実写化する事、またこのようなテーマを今の時代に提示する事は作り手として覚悟が要りました」と思いを明かす。
また、海上自衛隊の潜水艦乗組員が驚くほど精密に作られた巨大な撮影セットについては、大沢も「このセットには美術チームのみんなの研究と想いがこもっているんです。そもそも原子力潜水艦の情報は外に出ていないのでわからないんです。それを色々なところから調べて、形にしてくれたことに、ものすごく感謝しています」と絶賛。さらに、その巨大なセットをクレーンで吊り上げ傾けて、潜航中の発令所の動きを再現することにこだわり撮影したという。
深町の右腕として「たつなみ」の副長を務める速水貴子を演じた水川あさみは「セットが持ち上がるって初めて見ました。アトラクションのようで私は喜んで楽しんでました(笑)」と語っている。
また、海上自衛隊の協力のもと、実物の潜水艦を使用して行われた貴重な撮影の様子も映し出されており、本作の規格外なスケールと、壮大な潜水艦アクションのクオリティの高さにも期待が高まる。
プロデューサーの松橋真三氏は、「これから世界に起こるかもしれない本当の危機みたいなものを先取りした作品になっています。このような作品を日本で出すのは初めてではないかと自信を持っています」と本作を世界の視聴者に届けることへの喜びと期待を表した。
公開された場面写真のひとつは、「やまと」の艦長として腰を据え、敵からの攻撃に備えて構える海江田の緊張感溢れるカットで、臨場感を表すために巨大なセットをクレーンで吊り上げて撮影されたシーンを映した1枚。また別の写真は、「たつなみ」がいままさに出港せんとする大迫力のシーンを実物の潜水艦によって叶えた、貴重な場面が切り取られている。
(C)2024 Amazon Content Services LLC OR ITS AFFILIATES.原作/かわぐちかいじ『沈黙の艦隊』(講談社「モーニング」所載)