俳優のムロツヨシが、29日に都内で行われた映画『身代わり忠臣蔵』(2月9日公開)の公開直前イベントに登壇した。

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同作は土橋章宏氏による同名小説の実写化作で、同氏が脚本も担当する。嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられ、お家取り潰しの危機に両家とも大ピンチ。吉良家家臣からは殿にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりにして、幕府を騙し抜く策が提案される。一方切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助(永山瑛太)は、仇討の機会をうかがっているような、いないようなという状況で、世紀の大芝居「身代わりミッション」が幕を開ける。

■ムロツヨシ、撮影中にあわや大惨事「ボロボロの服に火が……」

イベントでは、ムロが同作を観たばかりの女子学生約500名から質問や感想を募集し、その場で回答。「共演者とのエピソードが聞きたい」という質問が多数寄せられ、女子学生からは「林遣都さん!」と声が上がる。これにムロは「みんなそんなに『おっさんずラブ』観てんの? あれ俺は出てないから観てないんだよ……嘘です(笑)」と冗談交じりに返し、笑いを誘う。

改めて、今作で2回目の共演となった林とのエピソードについて「京都の撮影所はとても寒いので、ガンガンという一斗缶みたいなものに木などを入れてストーブ代わりにするんですが、遣都くんとその前で一緒に待っていたときに私が撮影に呼ばれたんです。(私が演じた)孝証はボロボロの服を着ているので、いろんなところから糸が出ているんですが、立ち上がって(ガンガンの前を)通ったときに(衣装の糸に)火が付いたんですね~」と話し、会場を驚かせる。まさかの出来事に周囲は動けなかったようで、ムロは「ああいうときスタッフさんも立ち止まるんですね(笑)。林遣都くんも『どうにもできなかった』と言っていました」と明かした。

また、受験を控える高校2年生の生徒から「受験をがんばれる胸キュンセリフをお願いします!」とお願いされると、ムロは「絶対に言う相手間違えてるじゃん! 俺は林遣都くんじゃないんだよ?」とタジタジ。「胸キュンがわからないもの~。48歳だよ? ちょっと待ってよ~!」と困った表情を見せながらも、最後には「受験がんばって合格したら、一緒にメシ行こうな!」としっかりと決め、生徒たちからは歓声が上がっていた。

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