大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は、御堂筋線のダイヤ改正を2024年3月23日に実施すると発表した。北大阪急行電鉄南北線延伸線(箕面萱野~千里中央間)の開業に合わせ、相互直通運転を行う御堂筋線も利用状況に合わせたダイヤへ変更される。

  • 御堂筋線の車両30000系(大阪・関西万博ラッピング列車)。北大阪急行電鉄と相互直通運転を行う

北大阪急行電鉄南北線延伸線が開業する3月23日以降、御堂筋線から直通する現行の千里中央駅発着の列車は箕面萱野駅までの運転に。北大阪急行電鉄が延伸開業後の各駅時刻表を公開しており、箕面萱野駅始発の列車は平日・土休日の朝と平日夜間の一部が天王寺行で運転される他はすべてなかもず行となっている。千里中央駅発着の列車は早朝の下り1本(なかもず行)のみとなる。

御堂筋線ではその他、平日朝ラッシュ時間帯に増発し、最小運転間隔(2分15秒)で列車を運転する時間を拡大。下り(なかもず方面)は現在、梅田駅基準で7時51分から8時49分まで最小運転間隔としており、ダイヤ改正後は7時36分から9時33分までに変更される。上り(江坂方面)は現在、なんば駅基準で7時30分から8時26分まで最小運転間隔としており、ダイヤ改正後は7時4分発から8時59分までに変更。下り・上りともに現行の1時間弱から約1時間拡大される。

現行の御堂筋線は、昼間時間帯に千里中央~なかもず間の列車と新大阪~天王寺間の列車が交互に運転され、朝および夕夜間にも新大阪~あびこ・新金岡・なかもず間の列車が設定されている。天王寺駅発着の一部列車について、ダイヤ改正であびこ駅・新金岡駅・なかもず駅発着に変更。なかもず方面の利便性向上を図るとしている。