アップガレージグループは1月22日、「降雪量・運転頻度とスタッドレスタイヤの装着率の関係性と傾向」に関する調査結果を発表した。調査は2023年12月、車を保有している男女500名を対象にインターネットで行われた。
「スタッドレスタイヤ」と降雪量や運転頻度との関係性
「毎冬スタッドレスタイヤに交換しますか?」という質問に対し、「交換しない」と答えた人の割合は、雪が「降る」地域(豪雪地帯+降って、常に積もる)では1%と非常に少なく、雪が「降らない」地域(降るが常に積もらない+たまに降る+ほぼ降らない)になるに連れて増加。実際に、暖冬の影響からか、12月末時点で「スタッドレスタイヤを装着」している人は203人と、「毎年スタッドレスタイヤに交換する」と答えた人の92%にとどまった。
降雪量別でみてみると、雪が降る地域では「毎年スタッドレスタイヤに交換する」と答えた人は94%だったのに対し、雪が「降らない」地域では30%と、降雪量の違いによるスタッドレスタイヤの交換への意識に差があることが明らかに。
雪が「ほぼ降らない」と答えた人を見てみると、実際に12月末時点でスタッドレスタイヤを装着しているのはわずか10%と、スタッドレスタイヤの需要はほぼなく、一方、サマータイヤは38%、オールシーズンタイヤは40%と、タイヤ交換の手間が減らせるオールシーズンタイヤの需要が高いことが分かった。
続いて、車に乗る頻度とスタッドレスタイヤへの交換率を比較したところ、「週1~2回以上」車に乗る人の42%が12月末時点でスタッドレスタイヤに交換しており、「毎日・ほぼ毎日」車に乗っている人だけに絞って見ると、50%という結果に。
オールシーズンタイヤも含めてみてみると、「週1〜2回以上」「毎日・ほぼ毎日」車に乗っている人の約65%がスタッドレスタイヤまたはオールシーズンタイヤと、車に乗る頻度とタイヤへの意識に関係があることが分かった。
また、雪が「降る」地域で「週1〜2回以上」車に乗る人に限って見てみると、やはり83%の人がスタッドレスタイヤに交換しており、タイヤへの意識の高さがうかがえた。