元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が19日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「球界の『ケガに泣いた天才』たち 全員が納得した選手の名前は【フルタの方程式AWARDS】」に出演。1年目の投球に衝撃を受けたというピッチャーについて語った。

古田敦也氏

■伊藤智仁の1年目は衝撃的でしたよね

同チャンネルの恒例企画「フルタの方程式AWARDS」。今回は、古田氏、星野伸之氏、山崎武司氏、桧山進次郎氏、岩本勉氏で、「ケガがなければ伝説になった選手賞」を決定する。そして、「僕はやっぱり(球を)受けてますからね」といい、古田氏が同賞に選出したのが、伊藤智仁氏だった。

1年目から14試合(12先発)に登板し、7勝2敗、防御率0.91という圧倒的な成績を残した伊藤氏。特に代名詞の高速スライダーはNPB屈指の変化球として語り継がれているが、古田氏も「伊藤智仁の1年目は衝撃的でしたよね。すごかったから、あれが何年続いたか分からないけど、もうちょっとケガせずやってたら(伝説になっていた)」「(バッターは)クルックル、みんな回ってたから」と回想する。

続けて、「もちろんその後に復活するんだけどね。4年後かな。93年にデビューして、97、98年に出てくるんだけど」とケガからの復帰後についても言及したうえで、「途中から面白くなってインスラ(インコースのスライダー)とか投げるようになったら、みんながぴくっとして避けてストライクになるから、それが楽しくてやってた」「彦野(利勝)さんとかこうやって、(のけぞって)避けてたもん」と、キャッチャー目線で当時を語ることに。

なお、星野伸之氏が「良すぎて壊しちゃったのかなとか」と述べると、古田氏は「熱投派のピッチャーはね、どうしても。伸には悪いけど……」とポツリ。このジョークには星野氏も「いやいや……」と苦笑しつつ、「俺は『痛い』って言ってたら怒られてたから。『その球で痛いって言うな!』って」と、星野氏ならではのエピソードを明かし、笑いを誘っていた。

【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。