「フォーミュラE東京大会」のチケットの詳細が判明した。東京都が開催したPRイベントには小池百合子都知事が登場。実際のコースを走行できるシミュレーターを体験し、ストレートで100km/hを超える加速を披露した。
東京の公道で初のレース
フォーミュラEは電気自動車(EV)によるモータースポーツ。東京大会(Tokyo E-Prix)の開催は2024年3月30日だ。東京ビッグサイト(東京都江東区)周辺の道路に1周2.582kmのコースを作って実施する都市型のレースとなる。PRイベントに登壇したFormula E Operations Ltd.のジェフ・ドッズ(Jeff Dodds)CEOによれば、コース内には18の複雑なコーナーと3つのストレートを用意。22人のレーサーが250~300km/hのスピードで順位を競う。東京の公道をレースに使うのは今回が初めて。
チケットはホームストレート沿いの「カテゴリーA」席が2.4万円、この席にさまざまな特典(専用ラウンジの使用権など)がついた最上位チケット「カテゴリーA+」が8.45万円。最もお手頃な「カテゴリーC」が1.2万円となる。先行予約の受け付けは1月18日に始まった。
都庁第⼀庁舎(東京都新宿区)には1月24日までの期間限定でシミュレーターを設置。フォーミュラE東京大会の実際のコースを体験できる。PRイベントでシミュレーターを試した小池東京都知事は基本的に安全運転でいくつかのコーナーをクリアしていったが、ストレートに差し掛かるとEVならではの力強い加速を披露。一時は100km/hを超える速度に到達した。実際のレーサーは、この3倍のスピードを出すというから楽しみだ。