JR西日本は、「令和6年能登半島地震」で一部区間の運転を取りやめている七尾線について、今後の運転計画を発表した。羽咋~七尾間は1月22日から列車の運転を再開し、特急列車も金沢~七尾間で2往復を運転予定としている。

  • 七尾線へ直通する特急「サンダーバード」

七尾線は「令和6年能登半島地震」の影響でレールの歪みや道床流出、架線柱の傾斜、橋りょうのずれなど多数の被害が発生。一部の駅でホームの損傷もあった。現在は羽咋駅まで列車の運転を再開しているものの、通常より本数を減らして運転され、地震の影響が大きかった敷浪~羽咋間で速度を落として運転している。

羽咋~和倉温泉間は現在も列車の運転を見合わせているが、このうち羽咋~七尾間については1月22日から運転再開する予定となった。普通列車は金沢~七尾間にて同日始発から通常の列車本数で運転する予定(運転時刻の変更あり)。特急列車は金沢~七尾間にて、「能登かがり火1・8号」と大阪駅から直通する「サンダーバード17・20号」の計4本(2往復)を運転予定としている。他の特急列車(特急「能登かがり火」上下各3本、特急「花嫁のれん」上下各2本)は引き続き運転を取りやめる。

なお、残る七尾~和倉温泉間については、おおむね2月中旬の運転再開をめざし、復旧作業を進めているとのこと。運転再開時期等は改めて知らせるとしている。