JR西日本は19日、大阪駅(うめきたエリア)・新大阪駅と奈良駅を結ぶ臨時列車の特急「まほろば」を3月16日から6月30日まですべての土日祝日に運転すると発表した。あわせて午後に運転される奈良発大阪行の時刻を現行より約50分繰り上げる。
現在の特急「まほろば」は、おおさか東線の全線開業後、2019年11月から大和路線・おおさか東線経由で奈良~新大阪間を結ぶ臨時列車として営業運転開始。2023年3月から大阪駅(うめきたエリア)発着となり、同年10月から途中の法隆寺駅にも停車していた。
ダイヤ改正が行われる3月16日以降、6月30日まで土日祝日に計36日の運転を予定している。現行の列車と同じく287系3両編成(全車指定席)を使用し、奈良~大阪間(大和路線・おおさか東線経由)で1往復設定されるが、今回は法隆寺駅に停車しないとのこと。
上り列車(大阪発奈良行)の時刻は現行と同じく大阪駅(うめきたエリア)9時58分発・新大阪駅10時4分発・奈良駅10時57分着。下り列車(奈良発大阪行)は現行の時刻(奈良駅17時12分発・大阪駅18時14分着)から繰り上げられ、ダイヤ改正後は奈良駅16時21分発・新大阪駅17時10分着・大阪駅(うめきたエリア)17時15分着で運転される。奈良駅発車時刻を約50分繰り上げることにより、「奈良観光のお帰りの際に、よりご利用いただきやすい列車とします」とJR西日本は説明している。
なお、臨時列車の特急「まほろば」を便利でお得に利用できる「まほろばチケットレス特急」(JR西日本ネット予約「e5489」限定)は引き続き発売。利用日1カ月前から当日(時刻表記載の出発時刻2分前)まで予約でき、奈良~新大阪・大阪間の料金は860円(通常のきっぷは通常期1,730円)。乗車の際、利用区間を含む乗車券が別途必要となるが、手持ちの「ICOCA」や定期券など利用できる。